強化している広報ツール、広報体制などを各大学の広報担当者に直撃。研究機関としての魅力、SDGsや地域社会への貢献、動画を活用した入試広報など、大学広報の今に迫ります。
千葉大学 DATA | |
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創立年 | 1949年 |
学生数 | 学部1万286人 大学院3227人(令和4年11月1日現在) |
所在地 | 千葉県千葉市稲毛区弥生町 |
広報体制 | 6名(学長特別補佐1名:広報戦略の立案、リサーチ、分析等、事務5名:報道対応、取材、大学ウェブサイト、SNS、広報誌等の全業務を全員で担当)※入試広報は、学務部入試課、附属病院については、附属病院総務課広報係が担当 |
千葉大学では、新学長の就任(2021年度)を機に「世界に冠たる千葉大学へ」の新ビジョンを掲げ、より積極的に広報活動に取り組む方針を打ち出しています。2023年度を起点とした広報計画も策定しました。
これにあたって、学内でヒアリング調査を実施した結果、千葉大らしさが明確になっていないという課題が明らかに。調査では「都心の大学に比べて主張が弱い」などの意見があった一方で、新たなチャレンジをしたい研究者や学生にとって以下の環境が整っているという本学の強みも導き出すことができました。
それは ❶飛び入学制度(先進科学プログラム)や全員留学(千葉大学グローバル人材育成“ENGINE”)など他大学に先駆けた取り組み ❷園芸学部、看護学部、国際教養学部、法政経学部などの個性的な学部 ❸10学部が連携し、時には文系理系の垣根を越えて社会課題に意欲的に取り組んでいる数多くの事例、の3つです。
取り組みが「伝わる」ことを目標に
そこで...
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