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地域活性のプロが指南

相模原市×ミリオンライブ!斬新な魅力発信と成功の秘訣

相模原市 公式Twitter「相模原市シティプロモーション」中の人

若い世代を中心に人気の「アイドルマスター ミリオンライブ!」とのコラボレーションを展開するなど、新たなイメージ醸成に挑む神奈川県・相模原市。そうした発信の背景にあるものとは。

相模原市は、平成18年から19年にかけて隣接する旧津久井郡4町を編入合併し、平成22年には政令指定都市に移行しました。人口は神奈川県内で横浜市、川崎市に次いで3番目に多く、山や川・湖など自然が豊か。都市と自然が共存するまちとして発展してきました。

ブランディング本格化

一方で、新しい市としての一体感の創出や市に対する愛着心の醸成、低い認知度などの課題もあり、合併以降、シビックプライドの醸成とシティプロモーションの推進に取り組んできました。令和3年には「相模原市みんなのシビックプライド条例」を制定し、令和5年には「相模原市みんなのシビックプライド向上計画」を策定。市の広報紙やホームページだけでなく、幅広い世代が情報源としているSNSなどをより効果的に活用しながら、市のブランディングに取り組んでいるところです。

そのひとつが、市公式Twitterの積極的な運用への転換です。令和4年度は、市の好意的な認知度を向上させる企画として、地元出身の人気声優や、バンダイナムコのアイドルプロデュースゲームを起用したコラボキャンペーンを2回実施するなど、いずれも市内外からたくさんの方にご参加いただき、大きな反響がありました。

今回は、そのうちのひとつである「相模原市×アイドルマスター ミリオンライブ!」のコラボキャンペーンについて紹介します。

「アイドルマスター ミリオンライブ!」と相模原市のコラボ決定を発信したビジュアル。開催にあたっては「市内をめぐり、相模原の面白さに気づけた」「コラボで地元が褒められ嬉しい」「開催側の熱意を感じる」などの声がTwitter上で集まった。

市内を周遊してもらう

「アイドルマスター ミリオンライブ!」は、プレイヤーがプロデューサーとなり、担当するアイドルをプロデュースするゲームで、今年アニメ化を予定しているなど、20代から30代を中心に大変人気のあるゲームです。

キャンペーンの第1弾では、アイドルユニットと、そのユニットにぴったりな相模原市内のスポットの組み合わせをTwitterで投稿してもらうものでした。投稿された組み合わせで9枚の特製カードを作成し、第2弾では、相模原市のアンテナショップなど対象施設で一定金額を買い物した人にカードを配布。コラボカードの背景になっている相模原市のスポットで写真を撮りTwitterで投稿すると抽選でプレゼントがもらえるキャンペーンを企画しました。

このキャンペーンの最大の目的は...

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