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地域メディアの現場から

放送開始40年目を迎える情報番組 移住者から知る鹿児島の魅力も

MBC南日本放送『どーんと鹿児島』

ローカルで人気のテレビ番組や地元情報をきめ細かく伝える新聞・雑誌の編集方針や人気の秘密、つくり手の考え方を紹介します。

    MBC南日本放送『どーんと鹿児島』
    放送日 毎週水曜20時~20時54分
    放送開始 1984年10月
    放送エリア 鹿児島県
    出演者 南日本放送アナウンサー、レポーターがランダムで出演

    反響の大きかった放送回

    ~観光列車に駅弁、出会い発見~指宿枕崎線ぶらり旅(2022年8月10日)
    薩摩半島の海岸線を走る、鹿児島県民にとってはなじみ深いJR指宿枕崎線。途中下車しながら隠れた歴史スポットやのどかな街並みをめぐった。帰省していた人も懐かしく思いながら見てもらえたのか、高視聴率を獲得した。

    限定!日替わり!進化するシェア店(2022年6月8日)
    曜日や時間帯によって、様々な飲食店が出店する「シェアキッチン」が鹿児島県内でも増加中。日替わりでメニューが変わるシェア型のカフェや間借りで営業する穴場のスイーツ店など、コロナ禍の影響もある中で工夫を重ねるシェア店を探訪した。

    生きる~世のため人のために~稲盛和夫さんの思い(2022年9月14日)
    鹿児島県出身で2022年8月に死去した、京セラの創業者で名誉会長の稲盛和夫氏の追悼特集。南日本放送に残る映像などを通して、生き方と思いをたどった。

1984年10月に放送開始し、今年で40年目に突入する『どーんと鹿児島』(MBC南日本放送)。鹿児島のグルメ、おでかけスポットや温泉などの旅情報、スポーツ、ドキュメントまで幅広いテーマで“今の鹿児島の姿”を届けている情報番組だ。

毎週水曜日の20時から放送している同番組は、ファミリー層から高齢者層、そしてテレビ離れが進んでいると言われる若者世代まで幅広い層をターゲットにしている。

旅・グルメからドキュメントまで

2023年3月29日放送の「スタートの春!新しい趣味見つけよう 最新体験スポット」では、甲突川でのSUP体験やライブ会場のような空間で行うバイクフィットネススタジオ、予約殺到の発酵食をつくる料理教室など、鹿児島県内各地に誕生している最新体験スポットを1時間にわたって紹介。取り上げるスポットの量やジャンルの広さもさることながら、それぞれのオーナーの人柄や店舗の歴史なども深掘りして紹介しているのが『どーんと鹿児島』の特徴だ。

プロデューサーの布袋貴代江氏は「取材させていただく方と実際にお話することで見つかる、その街の新たな発見もあります。視聴者にとって必要な情報だけでなく、プラスアルファのことまで盛り込めるように心掛けています」と語る。

2022年6月8日放送の「限定!日替わり!進化するシェア店」では、曜日や時間帯によって様々な飲食店が出店する「シェアキッチン」をテーマに特集した。日替わりでメニューが変わるシェア型のカフェや、曜日限定のパンが人気の週1ベーカリー、間借りで営業する穴場のスイーツ店など、コロナ禍でも工夫を重ねるシェア店を取材。単なる“グルメ紹介”では終わらない切り口で届けた。

間借り店舗は東京など都市圏ではおなじみの形態だが、鹿児島県内でも...

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