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CO2ゼロ印刷でメッセージ発信 理念にもとづき、コミュニケーションを見直し

シンボ

幅広いステークホルダーに企業メッセージを伝えることができる屋内外のサイン・ディスプレイ。その印刷・加工で発生するCO₂排出量を実質ゼロにする工場を稼働させているのがシンボだ。環境への配慮を示しながらメッセージを発信するためのポイントとは。

「脱炭素社会への貢献」を経営における重要テーマと位置づけ、事業活動を推進する企業にとって、ステークホルダーにその本気度をいかに伝えていくかは課題のひとつだ。

広報担当者が今一度見直しておきたいポイントに、「一貫性のある」発信が挙げられる。企業の理念にもとづいた具体的な施策内容を伝えることはもちろんのこと、メッセージを載せるコミュニケーションツール自体が「脱炭素」の考えと照らし合わせた時、適切なものになっているか、という視点も持ち合わせておきたい。どんなに力強いメッセージでも、環境負荷の高いツールでは納得感が醸成しにくいからだ。「うわべだけ」のメッセージではないか、とネガティブな企業イメージにつながるリスクもある。

カーボンオフセット印刷マーク

では、どうすればいいのか。組みたいのは、環境配慮をしたサイン・ディスプレイの制作会社だ。環境に配慮した活動を実践する企業を支援するシンボでは、塩ビやプラスチックを使用した素材が主流になっているディスプレイや、広告幕、ポスターなどを、環境に配慮した素材へ変更。また、印刷・加工工程でもカーボンオフセットへの取り組みを進めている。自社工場では太陽光などの再生可能エネルギーを使用し、製作工程で発生していた温室効果ガス排出量を相殺できる「CO₂ゼロ工場」として事業を行う。

環境に配慮した素材を使用していることは、生活者に伝わりにくい部分があるが、シンボでは、サステナブルに取り組む企業姿勢を的確に伝えたい思いから、カーボンオフセット印刷をする際、希望があれば「CO₂ZERO PRINT」とアピールするマークを印刷物に表記している。

環境への配慮を表記できる
店頭のタペストリーをはじめ、屋内外のサイン・ディスプレイは、環境に配慮している企業の姿勢についてコミュニケーションする接点となる。

より伝わりやすくなる丁寧な発信

そもそもカーボンオフセットとは、企業活動で発生したCO₂を植林などの取り組みを支援して埋め合わせすることだ。同社では、地元の新潟県内で実施される「トキの森」整備事業をクレジットを通じて支援。当該クレジットはCO₂吸収とトキの野生復帰に向けた豊かな森林生態系の保全にも寄与しており、一連の取り組みがCO₂ゼロ工場の稼働に活用される。

「この事例はお客様も使えます。製作物を通じて脱炭素社会への貢献を数値やストーリーを交えて示すことができます」と新保敬義社長。気候変動問題への対応は、投資家や取引先の関心も高く、企業の存続にも影響があるだけに、丁寧なコミュニケーションを行いたいもの。社内の多様な部門と連携する広報部門が率先してコミュニケーションツールを見渡し、効果的な発信法へと改善したい。



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