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社内報のつくり方

次期社長の決定過程を紹介、テンポスホールディングスの社内報

テンポスホールディングス

インターナルコミュニケーションを活性化させ、事業の成長を後押しする役割を担う社内報。今回はテンポスホールディングスの社内報制作の裏側に迫ります。

テンポスホールディングス『WILL』



中古厨房機器等を販売するテンポスバスターズやステーキのあさくまを傘下に持つテンポスホールディングスの社内報が『WILL』。「会社の方針を理解してもらうのと同時に、自社の変化に“置いてけぼり”にされていると感じる従業員をつくらないようにするため発行します」と同社広報・販促部の乙丸千夏氏は語る。

配布の方法としては、PDFでグループ会社の各セクションに送付し、部門ごとに1部プリントアウトする。「経費節減も意識するので人数分を印刷はしません。その1部を壁に張り出すなどし、その上で更に店長や管理職を通じて現場の従業員に浸透するようにします」と乙丸氏。

2022年11月号のトップ記事タイトルは「社長の椅子争奪戦を制するのは誰だ!」。現在、同社は300億円から1000億円企業に向けて事業構築が大きな課題。テンポスバスターズ次期社長を、各部署での実績や、役員、部長、店長などの投票で決めることにした動きを報じた。「続く12月号誌上で候補者4名が自己アピールしました。7月には結果が出て次期社長が決まる予定です」と乙丸氏は話す。

社長の椅子を争う4名の候補者たち
(2022年11月号)

グループ中核会社のテンポスバスターズ次期社長を「争奪戦」により決めることを報ずる記事。新卒たたき上げ従業員から入社3カ月の経験者採用の従業員まで4名が立候補している。

22年11月号ではテンポスバスターズの扱う厨房機器を用いる飲食店の担当者から「テンポスを利用して良かったこと」を尋ねるアンケートを行った結果を伝えた。補助金で初めてキッチンカーを出店した飲食店からは「今まで経験のない試みでしたが担当の西村さんが分かりやすく提案してくださいました」との声も寄せられた。

記事のもとに...

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