自前の情報発信拠点として多くの企業・団体が注目するオウンドメディア。戦略の立て方や効果測定の方法、制作のコツを探ります。
DATA | |
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URL | https://fin.miraiteiban.jp/ |
開設 | 2017年3月 |
担当者数 | 5人 |
コンセプト | 5年先の未来の定番の種を探し出す |
制作体制 | 年度計画(テーマなど)を前年度に決定し、月に1度の企画会議で具体的な内容や取材先を決定する。執筆は外部のライターに依頼している。 |
更新頻度 | 月に7本 |
総記事数 | 約500本 |
効果測定 | PV数やセッション数は把握しつつも、評価基準にはしていない。社内の反応や、インタビュイーの取り組みや価値観を通して「未来について考えるきっかけとなる記事になっているか」を大切にしている。 |
全国に15店舗を構える大丸松坂屋百貨店は、2017年3月に「5年先の未来定番生活の提案」を目指し、未来定番研究所を発足。同時にその情報発信拠点として、オウンドメディア「FUTURE IS NOW」(以下、F.I.N.)を立ち上げた。
未来定番研究所は、2017年に掲げられた同社の中期ビジョン実現を推進する、社長直轄の部門。百貨店の枠にとらわれず、広い視野から価値観の発掘や研究に取り組んでいる。これまで百貨店として培ってきた審美眼を、地域やNPO、有識者などの知見と掛け合わせ、未来の定番となるモノやコトを発明する役割を果たす。この「未来の定番」となりうる価値観を広める拠点が、「F.I.N.」だ。先駆的な取り組みを行っている多様なジャンルの“時代の目利き”へのインタビューを通じ、「“今”から未来を探る」発信を続けている。
未来定番のヒントを提案
F.I.N.が特にこだわっているのは、「予測された」未来の定番ではなく、「提案したい」未来の定番を...
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