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オウンドメディアの現場から

商品ではなく重視する価値観を発信 共感集めブランド構築目指す

トーキョーバイク「Aspect」

自前の情報発信拠点として多くの企業・団体が注目するオウンドメディア。戦略の立て方や効果測定の方法、制作のコツを探ります。



DATA
URL https://readaspect.com/ja/
開設 2021年8月
担当者数 1人
コンセプト 「community(私たちをつなぐものやこと)」「local flavor(地域の特色)」「cycling as a way of life(暮らし方としての自転車)」
制作体制 トーキョーバイクに6年勤めた後、2022年8月に独立した橋原氏が、外部パートナーで編集者・リサーチャーのベン・デイビス氏とタッグを組み制作。取材、執筆、翻訳、コンテンツディレクションはデイビス氏が担っている。
更新頻度 2カ月に1本
総記事数 13本
CMS WordPress
効果測定 アクセス数、Instagramのリポスト数のほかに、海外のパートナーのアカウントがフォローしてくれているか、サイト内で取材した人たちとサイト外でもつながりを持てているかなど、主にコミュニケーション度合いを指標としている。

自転車の製造、販売をするトーキョーバイク。同社はコミュニティや人物のストーリーを通して、「街をたのしむ」感覚をリサーチ・発信するメディア「Aspect」を2021年8月より運用している。その特徴は、自転車が一切登場しない取材記事や、自転車は登場するがあくまで生活のワンシーンを描くイラストなど、自転車そのものに焦点を置かないこと。

同社が大切にしてきたのは、「日常や街をたのしむ」ことの提供であり、自転車はあくまでそのためのツール、という考え方だ。しかし企業が成長するにつれて、その抽象的なコンセプトを深く理解し説明できるスタッフが限られてくるように。そこで、コンセプトの認知・理解の向上を目指しサイトを立ち上げた。

社員や海外パートナーに届ける

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