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社内報のつくり方

車の電動化など特集 異分野の社員が語り合う、豊田自動織機の社内報

豊田自動織機

インターナルコミュニケーションを活性化させ、事業の成長を後押しする役割を担う社内報。今回は豊田自動織機の社内報制作の裏側に迫ります。

豊田自動織機『CURRENT』


トヨタグループの源流にあたり、主に産業車両や自動車部品の製造・販売を手掛ける豊田自動織機。同社の社内報が『CURRENT』だ。会社の方針を社員や家族に伝えるとともに、職場間のコミュニケ―ション活性化をはかり、社員の活躍を経営層に伝えるべく発行している。

毎号の表紙には、障がいのある芸術家の作品「パラリンアート」を描き下ろしで載せる。「会社として重視する多様性を伝えるためにこの表紙にしています」と社内報を制作する同社広報部の乾陽亮氏は話す。2021年9月号の表紙絵は、横浜美術大学の学生が電動コンプレッサを積んだ自動車を運転する女性の姿を描いた。裏表紙では、表紙でモチーフとなる電動コンプレッサは同社が世界シェアNo.1であることなどを解説する。21年度はコンプレッサなどの製品、22年度は女子陸上競技部など社内のチーム・イベントをモチーフとしている。

表紙を飾るパラリンアート(2021年9月号)
表紙では障がいのある芸術家の作品「パラリンアート」を採用。作品の中に同社製品も描いてもらっている。この号は電動コンプレッサがモチーフ。

2022年2月号では「クルマの電動化と豊田自動織機」を特集した。冒頭で各国・地域の電動化目標を世界地図と共に示し、次のページでは電気自動車、ハイブリッド車など電動車には4種類あると説く。続いて社内各部門における電動化への取り組みを解説した。

誌面に登場するコンプレッサ事業部社員は、2030年には電動コンプレッサの需要はエンジン車用のそれを上回るだろうと語る。またエレクトロニクス事業部社員は大容量バッテリー搭載の電動車で電力供給すれば、ほぼ全ての家電の...

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