SDGsはコーポレートブランドの確立に欠かせない共通言語。広報担当者が社内外に向けて発信するためのヒントを探ります。
シリアルでおなじみの食品メーカーのケロッグが、グローバルで取り組む社会貢献プログラムの「Better Days」。慈善家でもあった創業者のW.K.ケロッグの遺志を受け継ぐ形で、各国で飢餓や食糧問題解決に向けて食料寄贈などの支援に力を入れている。
日本ケロッグでは、2013年から「Better Days」の取り組みをスタート。子ども食堂やフードバンク、学校、病院、高齢者施設などに年間約30万食のシリアルを無償提供しているほか、食育活動や社員によるボランティア活動を行っている。同社マーケティング部 PRマネージャー 山路真由氏は「これらの活動は、世の中でSDGsが叫ばれる前から取り組んでおり、ビジネスの成長とともに社会貢献活動も企業の果たすべき責任であるという、創業者の精神が広く浸透しています」と語る。
2022年はケロッグが日本に進出して60周年を迎えた節目の年。「Better Days」のさらなる推進を目指した取り組みとして始動したのが...
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