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社内報のつくり方

日清食品グループ報、海外マーケット状況や事業会社を掘り下げ特集

日清食品グループ

インターナルコミュニケーションを活性化させ、事業の成長を後押しする役割を担う社内報。今回は日清食品グループのグループ報制作の裏側に迫ります。

日清食品グループ『KITCHEN OF THE EARTH』


日清食品グループのグループ報が『KITCHEN OF THE EARTH』。グループとしての経営の方向性を伝え、社員のベクトルを合わせ、グループ全体の一体感醸成を目的として発行している。

グループ全体の中長期成長戦略達成に向けた重要課題の一つである海外事業について伝えるべく2022年4月号からスタートしたのが「グローバルビジネス特集」。10月号では中南米市場を扱った。冒頭ではブラジルとメキシコの2大マーケットの戦略をレポート。地図上に商品や輸出の流れを示し、同じ商品ブランドでも地域ごとにパッケージが異なるのが分かる。

4月号の欧州特集では、現地採用のハンガリー日清プロダクションマネージャーが、「食品業界の経験はなかったが、自分を信頼してもらい18年間働き続けてきた」と話す。また日本人女性ダイレクターは、当時4歳の長男を連れて単身赴任した苦労を語った。「日本で共に働いた経験がある仲間や、現地で一緒に勤めてきた仲間が登場すると親近感を覚え、記事もじっくり読んでもらえるようです」と同社広報部の長﨑彩稀氏は語る。

4月号は新入社員の特集。新人たちの詳しい紹介はオンライン版グループ報で掲載する代わりに、グループ会社社長の新人時代エピソードや、入社2、3年目の先輩が新入社員に伝えたいリモートワークの工夫などを取り上げた。例えば明星食品の豊留昭浩社長は、日清食品に入社後、上司から創業者安藤百福氏の自宅に商品を届けるよう指示された。届け終え帰ろうとすると創業者夫人から「ご苦労さま。冷たいサイダーを用意していますから」と声をかけられ「これからの日清食品はあなたたち若い人にかかっているのよ」と励まされたと明かす。

取材は「質問を各社社長に...

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