日本唯一の広報・IR・リスクの専門メディア

           

BtoB広報の実践

社会課題の解決を企業価値に変える、BtoB企業広報の実践

社会や環境のサステナビリティの観点から、自社がどのように見られているのか、現在の評判や今後のリスクを再点検しておこう。改善すべき点、発信を強化すべき点を整理しておくことが、企業価値を高める広報の実践につながる。

図 持続的な成長に結びつく企業と社会との良好な関係づくり

メディアの関心や社内外のステークホルダーからの支持を高めているBtoB広報には、共通点も多くあります。それは「社会課題と自社とのかかわり」「組織のトップや働く人たちの想いの発信」「他者とのコラボレーション」という切り口を持っているという点です。

❶社会課題と自社のかかわり

就活生をはじめ若年層からの認知度の低い企業であっても、社会課題への取り組み姿勢を積極的にアピールすることで、それが採用試験を受ける志望動機になっているケースがあります。個々の技術力や商品は分かりにくくても、どういったことを目指しているのか、どんな社会課題を解決しようとしているのかが分かれば、共感も得やすいということです。社会的なテーマと共に、組織や事業について語られれば、その分、記者も取り上げやすくなります。

ここで強調しておきたいのは、従来から当たり前に実施している事実であっても、発信しなければ伝わっていかない、ということ。社会の流れや事象を踏まえて、自ら働きかけ、自社の目指す方向やその源となる事実を伝わるようにタイムリーに発信していく必要があります。

あと60%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

BtoB広報の実践の記事一覧

BtoB広報の実践の記事一覧をみる

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
広報会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する