BtoB広報がより重要に 社会的な関心集める「アジェンダ」設定とは
市場が成熟し製品やサービスなどでの差別化が難しくなった時代において、企業成長を続けるには、社会的な関心を捉えた「アジェンダ」(議題や課題)を設定し、それに応える企業の存在意義「ソーシャルメッセージ」を発信することが効果的だ。
BtoB広報の実践
統合報告書/経営陣の生の声/機関投資家との対話/価値共創/従業員、求職者の共鳴
DATA 『Murata value report』の制作体制 | |
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統括 | IR部門 |
主な制作チーム | 約10名(IR、総務、広報、経営戦略、サステナビリティの各担当部門より) |
全チーム | 約30名(上記ほか多くの部署参画) |
村田製作所は2022年3月、情報開示に積極的な企業を表彰する「第1回 日経統合報告書アワード」で「優秀賞」を受賞した。統合報告書『Murata value report 2021』には、機関投資家からの評価が寄せられたほか、従業員や求職者の事業理解を促進。報告書の内容を足掛かりに、これまでつながりの少なかった異業種の団体との接点が生まれるなどポジティブな...