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大学広報最前線

「大学を育てる」のが広報パーソンの務め、小規模ならではの強みアピール

静岡文化芸術大学

強化している広報ツール、広報体制などを各大学の広報担当者に直撃。研究機関としての魅力、SDGsや地域社会への貢献、動画を活用した入試広報など、大学広報の今に迫ります。

静岡文化芸術大学 DATA
創立年 2000年
学生数 1461人
本部 静岡県浜松市
広報体制 3名 大学広報/入試広報で明確な分担はなく、実務は主に松本氏が担う。必要に応じて他2名が協力する体制

静岡文化芸術大学企画室では、4月初めに「新入生アンケート」を実施しています。高校時代にどのようにして本学の情報を得ていたかなどの質問に回答してもらい、そこから得た内容を受験生向けの「大学案内冊子」と「SNS(Twitter)運用」に活かしています。

大学案内冊子は、1冊で本学のすべてを理解してもらえる充実した内容となっていますが、同じ制作会社が複数年担当していることもあってか、マンネリ感が出てしまっていることが課題となっていました。開学20年を経た今、もっと変化に富んだ冊子にしたい。そんな思いも込めて、約3年に一度のプロポーザル方式で制作会社を選定したのですが、再度、同じ会社が選ばれることに。

そこで、実際の制作段階で変化をつけていこうと、まず、綿密な編集会議を行いました。制作会社任せにするのではなく、広報担当者としても、全国の大学の冊子を集めて傾向を分析したり、参考になりそうな部分を研究した上で、意見を出して企画内容に反映させるなど、積極的に関わりました。今までとは一味違った大学案内に生まれ変わったと自負しています。

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