インターナルコミュニケーションを活性化させ、事業の成長を後押しする役割を担う社内報。今回は丸紅情報システムズの社内報制作の裏側に迫ります。
丸紅情報システムズ『INFINITY』
各産業のITライフサイクルにソリューションを提供する丸紅情報システムズの社内報『INFINITY』は多角的な視点の意見を盛り込むよう注力する。
「メビうさの部屋」は各号でひとつのテーマを立て、立場の異なる社員同士が語り合う座談会企画。2022年5月号では「サブスクリプション型動画研修の活用法」を扱った。同社が前年から社員研修に導入した外部の教育講座を実際に活用している社員5名が登場。申し込んだきっかけや受講の感想、お薦め動画や仕事にどのように活かしているかを語り合った。
3Dプリンターの材料販売などを担当するMS事業本部の社員は、コロナ禍で変化した営業方法などYouTubeを見るような感覚で学ぶと明かす。通学型の講座も受講する経営企画部の社員は、予習の時短として動画研修を活用していると語る。社内報を制作する同社経営企画部広報課の松岡佳代氏は「この企画は同じ号の特集で『2022年度から変わる人事制度』を取り上げた際、人事総務部の方から研修に力を入れていると聞いたことから生まれました」と話す。
「3RULES あの人がしている3つのこと」は、社員が自身に課すルールを手がかりとしてそのリアルな日常を描くコーナー。2021年1月号で登場したEPS事業本部1年目の社員は、カフェなどでの朝活でタイピングの練習や読書を行うと話す。MS事業本部の女性社員は、休憩時間に先輩と会話を交わすことが重要で日々の昼食を共にすることで今後の仕事にもつながると語る。
このコーナーは「活躍している社員が心がけている3つのルールを聞き出し、他の同僚にも参考になるノウハウを共有できればとの趣旨で設けました」と松岡氏。同社社内報には他にも「つなげよう!MSYSの輪」という1号ごと4名の社員が紹介してつなげるコーナーや、各社員がテーマに沿った…