社会性の高い内容をプレスリリースで発表するにあたり、どのような視点を持っておくと、より記事化につながりやすいのか。リリース配信のエキスパートであり、本特集のスポンサー企業が解説する。
──社会課題への取り組みなどを企業がリリースで発表する際のポイントを教えてください。
リリースを閲覧しているメディアへのアンケート結果では、「社会にとって意義ある情報かどうか」が記事化を決める肝であると分かります。脱炭素への対応といった社会課題のほか、地方創生や、災害地域への支援など、メディアは社会性のある情報を求める傾向が高まっています。
新商品発表のリリースなどに比べ、画になりづらい取り組みも当然あると思いますが、コロナ禍でメディア側は、リアルな取材活動がしにくい状態が続いています。テキストだけではなく、活用しやすい画像や図表など、ビジュアル素材を併せて提供してほしい、といった声も多いので、意識するといいでしょう。
社会性の高い取り組みは、その背景にある企業の想いも語りたいところです。ただ忘れてはならないのは、リリースとは事実(ファクト)を報道機関に向けて発表するツールであるということ。当社では、天災や戦争による被災者の方々を支援するリリースの無償配信も行っていますが、声明発表や政治批判だけで、何に取り組んでいるのかが分かりづらいリリースも残念ながら存在します。それでは...
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