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社内報のつくり方

コロナ禍への対応を集結 現場からの声が集まる社内報

日本ビジネスデータープロセシングセンター

インターナルコミュニケーションを活性化させ、事業の成長を後押しする役割を担う社内報。今回は日本ビジネスデータープロセシングセンターの社内報制作の裏側に迫ります。

日本ビジネスデータープロセシングセンター『FUTURE』


IT、医療関連、公共福祉、AIロボティクス・IoT事業に携わる日本ビジネスデータープロセシングセンターの社内報「FUTURE」は2020年9月、号外を発行した。コロナ禍で大変だったことやその中で得た気づきを社員アンケートで集めて紹介。

社内報を制作する同社経営企画部の森松晴子氏は、「出社もままならない状況で皆さんがどうしているか知りたいというのが号外発行のきっかけです」と語る。約200の受託先と本社各部門から寄せられた投稿を100近くのコメントに集約して掲載した。病院に勤務するメディカル部門のスタッフからは「予約のキャンセル・変更などの問い合わせが相次いで大変であった」とのコメントが寄せられた。管理部門からは「現場でしか業務ができない部署のことを思うと心苦しく思うことがあった」と仲間をおもんばかる声も届いた。

同じ号では「コロナ禍で入社したわたしたち」と題して同年新卒入社社員のオンライン座談会を掲載した。この座談会では、「同期同士なので敬語抜きで」「お茶やお菓子を食べても大丈夫」などのルールを設けて司会も新卒社員に任せた。

森松氏は、「入社式もオンラインになり、同期会や飲み会も開けない中、せめて本音で話し合える機会が作れないかと思い企画しました」と話す。参加メンバーは本社採用担当から地域の基幹病院や区役所など幅広い勤務先で働く新人たち。上司とチャットでしかやり取りできない不安を語る一方、「何カ月かぶりに同期と話せて嬉しかった」との声も聞けた。

2020年1月発行号の特集タイトルは「仲間に聞いてみた 仕事しやすい工夫で残業が減った!」。冒頭では残業とからんで社内で起こりがちな業務エピソードを四コママンガで描いた。「業務詳細にかかわる特集で内容が硬くなりがちなのでトップにマンガを置いて読みやすくしました」と藤田氏は語る。メディカル事業本部からは...

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