報道対応を担当するPRパーソンにとって、気になるのがメディアの裏側。企業取材のスタンスや、プロデューサーや編集長の考えに迫ります。
『日本教育新聞』編集局DATA | |
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『日本教育新聞』は日本で最も歴史の長い教育専門紙。小学校・中学校・高校の教員や幼稚園・保育園の教諭・保育士などが中心読者層だ。
2021年12月20・27日付には「園児が現代アートで日常を表現」と題する記事が載った。大阪府門真市のおおわだ保育園で、子どもたちが日常の遊びや生活の中で楽しんで主体的に表現したものなどを作品にして展示したと報じた。「記者が保育研修会で知り合った同園の理事長から『現代アート』をテーマに展覧会を開催すると聞いたのがきっかけです。子どもの自由な表現の可能性を感じて記事にしました」と同社編集局報道部長の佐原啓仁氏は語る。
連載の「一度は食べたい!この給食」では各地方公共団体などに取材して学校給食を紹介する。2022年1月17日付では東京都文京区立青柳小学校の「東京の歴史を感じる献立」をテーマとする給食を紹介した。「地産地消をはじめ、改めて給食の多様性が見えてきました。評判のよい企画です」と言う。
また同じ連載コーナー「魅力発信 わが校の実践」の2021年11月1日付では、東洋大学附属姫路中学校・高校を取り上げた。高校入学直後全生徒が学校の裏山にある寺を参拝して静かな境内で釈迦(しゃか)の教えや修行について講話などを受けると伝えた。「この欄は当初、公立校を多く取材しましたが、最近は私立校も登場します」と言う。
人物インタビューコーナー、「人づくり国づくり」の2020年12月21・28日付では科学、技術、工学、数学などの理数系科目と芸術分野の科目を重視するSTEAM教育に関する活動で知られる中島さち子氏が登場した。彼女は数学オリンピックで金メダルを獲得した後、数学研究者・ジャズピアニストとして...