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広報メディア温故知新

オウンドメディア上でのアカデミックな議論が企業価値に

飯田 豊(立命館大学)

広報活動には、様々なメディアが積極的に活用されています。メディア史の観点から考察すると、どのような期待のもと、メディア利用がなされているのか、その本質が見えてきます。

ZOZO NEXTが運営するオウンドメディア『Fashion Tech News』で、「都市とメディアの過去/現在/未来」という特集*1の監修を務めています。コロナ禍において都市の風景は一変し、メディア環境も変わりました。「メタバース」という言葉も近頃、にわかに注目を集めています。

*1 https://fashiontechnews.zozo.com/features/features004

そこで、都市論やメディア論に精通した速水健朗さん(ライター・編集者)、「身体性メディア」という視座からサイバネティック・アバターの開発などに取り組む南澤孝太さん(慶應義塾大学教授)、東京の若者とファッションを長年にわたって観察・分析する「定点観測」に携わる高野公三子さん(パルコ『WEBアクロス』編集長)、IT・クリエイティブ・まちづくり分野などを中心に「リーガルデザイン」という考え方を提唱する水野祐さん(弁護士)との対談を通じて、都市とメディアのこれからを多面的に議論しているところです。

アカデミック・ジャーナリズム

「都市とメディア」といえば、かつては『InterCommunication』(NTT出版)や『10+1』(INAX出版→LIXIL出版)などの雑誌で、頻繁に取り上げられていたテーマです。20代の頃、いずれこうした雑誌に寄稿できる研究者になりたいと思っていたものですが、残念ながらどちらも...

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