広報会議では「企業の広報・PR活動に関する調査 2022」と題したアンケート調査を実施。113社に回答してもらった。その結果を、メディアリレーションズや社内広報など、様々な広報業務のうち、2022年注力したい広報活動をランキング形式で発表。「コーポレートブランドの管理」は4位だった。詳細を見てみると、企業ブランディングに「非常に関心がある」が大幅に増えた他、SDGsの認知度も向上。「脱炭素」の他、社会的な関心と自社事業の結びつきは何か。企業価値を高める視点で戦略を考えたい。
様々なオンライン上の接点 その一貫性の保持が今後の課題に
今後も企業が事業を継続する上で、企業姿勢を示す、つまり企業ブランディングがますます重要になるのは間違いない。
一方で、オンラインでのタッチポイントが増えたことで、これまでバラバラだった接点のトーン&マナーに一貫性を持たせることが新たな課題に挙がった。また、SDGs文脈で言えば、脱炭素というワードも頻出に。社会の期待と企業の存在意義を整理し、利益につなげる試行錯誤がなされている。
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再定義したパーパスを動画で社内共有
パーパスを棚卸しし、言語化した。代表者と二人三脚で、会社の存在意義をゼロから考え、ビジョン・ミッションの定義付けも改めて考え、社内向けに伝えるブランドムービーを制作した(シンクタンク・コンサルティング/50~100人未満)
企業ブランド確立、その意義とは?
企業ブランドよりも利益を生む事業ブランドが優先。企業ブランドの確立する目的は何なのか、が見えていない状況だ(IT・情報通信/500~1000人未満)
ぶれないメッセージの確立に
2年前の周年記念に合わせてリブランディングを実施。理念や行動指針の再構築や、タグライン、ブランドプロミスを新たに設定するとともに、社員へのブランディング研修...