「郷に入っては郷に従え」 記者が好む文章は記者が書く「文章」
広報担当者にとって重要なパートナーである記者は、対面でのコミュニケーションを好むものだが、このコロナ禍ではそうもいかない。本特集の最初は「文章のプロ」である記者らとのメール文章などを通じた交流方法から考えたい。
企業価値を高める 文章作成
なかなかコロナ収束の出口が見えませんが、少し未来を見据えた広報戦略を今の段階から考えておくことも重要でしょう。刻々と価値観が変化する時勢を捉えた、有効な情報発信の切り口を見ていきます。
直に会わないオンライン市場はコロナ収束後も一定の市場を形成するでしょう。例えば「オンライン講座」ですが、私が主催するカレー大學もウェブ受講が10倍に増え、現在も勢いは増しています。コロナ後も主流になるでしょう。オンラインの影響により家で運動をする人が増え、その際に食べるレトルトカレーなど「高タンパク質食」も人気となり、新カテゴリーとして定着しつつあります。一方で、オンライン飲み会は一瞬、盛り上がりましたが、鳴りを潜めました。新テーマは、コロナ後も続くのか否かの見極めが重要です。
働き方も都会と地方を行き来する2拠点勤務や、2つの職場に所属するパラレルワークなど新しい形態が次々に生まれ、企業PRの材料になります。真似をする企業がすぐに出てくるので、実践し始めたら早めにリリースしましょう。
SDGsはコロナ禍の間も少しずつ浸透して、収束後には一気に話題の中心になりそうです。「食品ロス」は誰もが自分事として考えられるためニュースになりやすい素材。賞味期限の近い食品ばかり...