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SDGs実践ノート

生活困窮家庭の子どもの歯を守るプロジェクト

ライオン

SDGsはコーポレートブランドの確立に欠かせない共通言語。広報担当者が社内外に向けて発信するためのヒントを探ります。

ライオンは、子どもたちが自発的に歯磨き習慣を身に付けられることを目指したダンスを開発した。

ライオンは1891年の創業以来、生活者の健康を支える商品の開発や普及啓発活動を推進してきた。同社の社会貢献活動の原点となる商品が「慈善券付ライオン歯磨」だ。袋に印刷された慈善券を購入者が孤児院などに送り、その枚数に応じてライオンが寄付をする仕組みで1900年から20年ほど続けられた。また、1967年に生分解性に優れた界面活性剤を使用した洗剤を発売、1991年には植物原料成分の洗剤を開発するなど、地球環境の保全にも力を入れてきた。

中でも、同社のオーラルケア普及啓発活動には長い歴史がある。1932年に、正しい歯みがき方法の指導のために「学童歯磨教練体育大会」を開始し、現在は「全国小学生歯みがき大会」として小学生に歯と歯ぐきの大切さを学んでもらう機会を提供している。

2021年からは、オーラルケア機会の格差是正を目的とした「インクルーシブ・オーラルケア」プロジェクトが始まった。同社サステナビリティ推進部長の小和田みどり氏は...

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