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『一体感』が崩れる、その前に!インターナル広報

組織を活性化するアイデア集「社内報、注目記事とその反響」

長引くコロナ禍で部門間のコミュニケーション量が低下し、社内情報を共有する場づくりが重要になっています。社内報では、コンテンツを目にしてもらうための工夫が欠かせません。各社の社内報の注目記事とポイントをピックアップし、その反響と共に紹介します。

アルプスアルパイン

20代から50代、世代の異なる社員達が率直に語り合う

20年冬号「互いに認め合って上向きスパイラル!」

POINT

異世代の社員座談会、テーマは多様性

年代による仕事、恋愛、結婚に関する価値観の違いを浮き彫りにし、人によってさまざまな価値観があるという気づき・理解に繋げている。

POINT

話が弾んだ座談会、その参加者は?

様々な年代、部門、色々な考えを持っている方に参加(若手男性、女性/中堅男性、女性/ベテラン)してもらい、価値観の違いを、思い思いに話してもらった。

社内からの反響

●世代毎の考え方の相違の実態を知ることができた。公私問わず議論されており勉強になった。

●現在の価値観と、社員制度の対応についてが興味深かった。特に現在の社員の価値観アンケートが率直で興味あり。

●社内アンケートで、働く目的が“お金を得る”、“管理職にはなりたくない”という正直過ぎる回答で会社の風通しの良さを改めて感じた。

DATA
  • 社内報名:Alpinist
  • 読者対象:全社員、グループ社員
  • 発行の目的:社内コミュニケーションの活発化、情報共有
  • 創刊:1960年
  • 従業員数:グローバルで約4万人
  • 業種:電子部品、車載情報機器事業
  • 社内報の編集体制(人数):広報3人、編集部員約130人
  • 更新頻度:年4回
  • 配布場所:各拠点に郵送
  • 社内報を見てもらうための工夫:なるべく多くの社員が掲載できるような誌面にする
  • 効果測定:毎度アンケートを実施
  • ビレッジハウス・マネジメント

    社員の質問にトップが全問回答

    20年冬号「TOPの素顔」

    POINT

    99の質問にトップが答える

    「人生の転機は?」「名前の由来は?」など社員から寄せられたオンオフ問わないフランクな質問にトップが率先して回答することで、双方向のコミュニケーションが自然に生まれる風通しのよい組織文化に繋がることを狙った。

    社内からの反響

    ●トップの考え方や人柄が伝わり社員としての誇りとモチベーションが上がった。

    ●普段聞けないプライベートな部分も見えることで親近感がわいた。

    DATA
  • 社内報名:GOOOOD LIFE(グ~ッドライフ)みんなで良い人生を
  • 読者対象:全国の社員とその家族
  • 発行の目的:●創業の志、トップの想い、社員紹介、会社の取り組みや戦略などを共有してもらうことで、会社へのエンゲージメントを高め、誇りをもって業務にあたる原動力とする。●社員一人ひとりの紹介を大切にすることで、コミュニケーションを促進し、新たな価値を創造、成長の力とする。
  • 創刊:2020年
  • 従業員数:1028人
  • 業種:賃貸住宅サービス
  • 社内報の編集体制(人数):コミュニケーション本部2名
  • 更新頻度:季刊
  • 配布場所:全国の7支社を通して社員一人ひとりに冊子を配布
  • 社内報を見てもらうための工夫:●リビングにあっても違和感のないおしゃれな装丁を心掛けつつ、コンテンツには社員の顔や活躍、プライベートな表情などを出来るだけ多く取り入れるなど、コミュニケーションのきっかけになるように工夫
  • 効果測定:●半年に1回社員アンケートを実施
  • その他の社内報ツール:リモート勤務の社員もいるため、冊子の配布に加え、PDF版をメールで配信
  • 東京海上ホールディングス

    オンライン会議の模様をレポート

    20年夏号「Good Companyの実現に向けた論議を繰り広げる」

    POINT

    経営トップと社員のオンライン会議

    従来、現地訪問形式で行っていた会がコロナの影響で行えない中でも、経営トップと社員の交流・意見交換の場を設定。参加者の声を複数掲載することで会の意義を読者にも感じられるようにした。

    社内からの反響

    ●現在の環境下では、グローバルでのグループビジョン浸透や意識が非常に重要であると感じた。

    ●コロナ禍でも、経営陣も社員も明るい未来を描いていることが伝わってきた。

    DATA
  • 社内報名:Group Nextage
  • 読者対象:東京海上グループ全社員
  • 発行の目的:「お客様の信頼をあらゆる企業活動の原点におく」という経営の考え方や、「Good Companyを目指す」という思いのもと、経営理念や経営方針等を東京海上グループに浸透させる。グループ全体の動き、グループ各社の取り組み、表彰、社員の活躍等について、伝達する。
  • 創刊:2007年
  • 従業員数:約4万人
  • 業種:保険業
  • 社内報の編集体制(人数):2名
  • 更新頻度:季刊(4月、8月、10月、1月)
  • 配布場所:冊子配布、PDFファイルをグループ各社へ展開
  • 社内報を見てもらうための工夫:なるべく多くの社員に登場してもらう(顔が見えるコミュニケーションの意識)
  • 効果測定:毎号、読後アンケート実施
  • その他の社内報ツール:WEB社内報、社内衛星放送(東京海上日動)
  • 中部電力

    新規事業立ち上げに奮闘する若手を描く

    20年4月号「おシゴト密着!1DAYレポート」

    POINT

    活躍社員の1日に迫る

    地域型情報銀行サービスのアプリ開発に取り組む従業員の1日に密着。この連載の撮影では周囲の社員や社外の人達の写り込みが発生しない場所や構図を選定。写り込みが発生する場合、個人が識別できないよう配慮するか、個別に許可をいただく。

    社内からの反響

    ●サービスの立ち上げに向けて奮闘する若手従業員の姿から、そこにかける想いや熱量が伝わってきて親近感がわいた。

    ●情報銀行という仕組みを知らなかったので勉強になった。

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