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『一体感』が崩れる、その前に!インターナル広報

休業期間を経て強化するスタバの社内広報

スターバックスコーヒー ジャパン

2021年、日本上陸25周年を迎えた同社。コロナ禍で全国約1200店舗が休業。従業員とのつながり、エンゲージメントを維持するため、インターナルコミュニケーションにさらに注力し始めた。

パートナーサミットはオンライン実施。東京・大阪からの2拠点中継。聴覚障がいのあるパートナー向けに手話通訳も行った。

DATA
創業年 1996年
広報体制 広報部(計9人)

全国約1600店舗を持つ同社。コロナ禍で2020年春には、そのうち多くの店舗が休業した。

「『Our Mission and Values』*1が風土として全従業員(パートナー)に根付いている会社です。パートナーは、接客や企画開発、職場のあらゆる場面で、そのOur Mission and Valuesを実践しています。エンゲージメントを高める取り組みは、日々のコミュニケーションの中に織り込んでいたので、いわゆる『社内広報』のような活動は多くありませんでした。しかしコロナ禍での休業でパートナーにも不安が募る中、安心感やつながりを保つためのコミュニケーションが急務となりました」。広報部 企業広報チームで社内広報を担当する南坊 実氏はそう説明する。

*1 Our Mission:人々の心を豊かで活力あるものにするために──ひとりのお客様、一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから
Our Values:私たちは、パートナー、コーヒー、お客様を中心とし、Valuesを日々体現します。
●お互いに心から認め合い、誰もが自分の居場所と感じられるような文化をつくります。
●勇気をもって行動し、現状に満足せず、新しい方法を追い求めます。スターバックスと私たちの成長のために。
●誠実に向き合い、威厳と尊敬をもって心を通わせる、その瞬間を大切にします。
●一人ひとりが全力を尽くし、最後まで結果に責任を持ちます。私たちは、人間らしさを大切にしながら、成長し続けます。

存在意義を話し合う機会を

2021年は日本上陸25周年のタイミング。実施したのが社内向けビジョン「10 Year Vision」の策定とビジョンを発表するサミット(イベント)の開催だ。策定にあたっては、10年後にどうあるべきか、改めて自社の“未来”の姿をイメージし、各部門のリーダーたちとリモートでディスカッション。2020年7月頃から、6回ほどにわたるセッションを実施し、10月に全社に発表した。

この発表、社内浸透の仕方にも工夫があった。まずビジョンを...

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