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メディアの現場から

住まいのデザインを扱う『I’m home.』その編集方針は?

商店建築社 『I’m home.』

報道対応を担当するPRパーソンにとって、気になるのがメディアの裏側。企業取材のスタンスや、プロデューサーや編集長の考えに迫ります。

『I'm home.』編集部DATA

  • 部数:60,000部
  • 発行:奇数月16日
  • 購読料:1,894円(税込)
  • 創刊:2000年
  • 形態:A4変型
  • 職業別読者構成比:
  • 『I'm home.』は、住まいのインテリアを中心に、素材の使い方や照明、造園計画、建築の構造から家具や小物に至るまで住まいのデザイン全般を扱うライフスタイル誌。

    2021年3月号に掲載されたのは「海の絶景が際立つ静謐なセカンドハウス」。終の住処を想定した60代オーナーが相模湾に面した急斜面に建てた別荘などを紹介した。海に向かう約15㎡の広々としたバスルーム風景は圧巻。サッシを開け放てば露天風呂として楽しめる。海上の花火の眺めを妨げず、かつ隣家からの視線を遮るルーバーを設置している様子を伝えた。

    「取材先は季節を考えて撮影時期を決めます。この時は朝3時半に現地へ行きましたが、天候がすぐれず2度にわたり撮影しました」と同誌編集長の角田絵里沙氏は語る。海外取材の際もコーディネーターに依頼せず、自分たちでアポイントを取り、運転して取材先へ向かう。

    2020年11月号の特集は、コロナ禍でリモートオフィス化が進む中、「働き方、暮らし方のこれから」と題して、職住接近型の住まいを取り上げた。世田谷の住宅街にあるイタリアンレストランを併設する料理人の住まいは、1階が店で、2階3階が住まい。休日や仕事前は1階に下りるのは極力控え、一人で静かに過ごして生活にメリハリをつけているという。

    「壁を飾って住まいをギャラリーに」(2021年3月号)との企画もある。「コロナ禍で増えた住まいで過ごす時間を使い、心地よい空間をかなえるため、比較的空いている壁を用いたデコレーションを...

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