日本唯一の広報・IR・リスクの専門メディア

メディアの現場から

コロナ禍でも2号連続の重版 20歳男性が対象の情報求む

日之出出版 『FINEBOYS』

報道対応を担当するPRパーソンにとって、気になるのがメディアの裏側。企業取材のスタンスや、プロデューサーや編集長の考えに迫ります。

日之出出版『FINEBOYS』DATA

  • 発売日:毎月9日
  • 発行部数:7万7800部(JMPA印刷証明付発行部数 2021年1~3月)
  • 創刊:1986年4月
  • 編集体制:9人
  • 日之出出版が発行している男性ファッション誌の『FINEBOYS』。メインターゲットは大学1~2年生の20歳前後の男性だ。実際の購入者も7割ほどを大学生が占める。トレンドを踏まえた好感度の高いカジュアルスタイルを中心に、ファッションエントリー層に向けた実践しやすい着こなしテクニックなどを紹介している。

    2020年6月号では同誌史上初となる重版、そして続く7月号でも2号連続重版した。その後も昨年比を上回るペースでの売上が1年以上続いており、今注目のファッション雑誌だ。

    「使える本」と思われたい

    「『FINEBOYSはおしゃれな本』というよりも『FINEBOYSは使える本』と思ってほしい」。そう語るのは編集長の伊藤雅信氏だ。洗練されたスタイリングのモデルカットで誌面展開するのではなく、ターゲットが今必要なことをわかりやすく伝えることを最重要視している。

    「わかりやすく伝える」ためのポイントが、“情報の加工力”だ。「情報の鮮度ではSNSやデジタルメディアには勝てません。ウェブメディア『FINEBOYS Online』とのすみ分けも意識しながら、切り口や調理方法をどうするかに注力しています」と伊藤氏。

    その例が、2020年8月号の古着特集だ。昨年冬から続く古着の流行もあり、巻頭特集で古着を大きく取り上げた。

    「それまでの古着特集では(リアル店舗を中心に)店舗紹介だけで終わりがちでしたが、どう“今っぽさ”を加えるかを考えました。この世代の男子も意外とビンテージに興味があることが分かったので、今まであまりやってこなかったビンテージの企画を実施しました。その後ニーズとして古着のEC購入率が上がっていることも判明したので、2021年4月号では古着のオンラインショップに絞った切り口も実施。どちらの号も反響がありました」。

    メディアキャラバンも歓迎!

    雑誌編集部としては珍しく、定例の編集会議を行っていないという『FINEBOYS』編集部。日頃の雑談やチャットでのコミュニケーションでアイデアを出しながら、その都度企画に反映している。

    伊藤氏は...

    あと60%

    この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

    メディアの現場から の記事一覧

    住まいのデザインを扱う『I’m home.』その編集方針は?
    コロナ禍でも2号連続の重版 20歳男性が対象の情報求む(この記事です)
    『ビジネス法務』その編集方針、注目記事は?
    コロナ関連企画で反響大 リリース多いと企画化上がる
    『農耕と園藝』その編集方針、注目記事は?
    『週刊通販新聞』その編集方針、注目記事は?
    創刊20年、定刊誌で復活 常識にとらわれない挑戦続く
    子ども記者も取材に活躍、朝日小学生新聞の編集方針は?
    聞きにくい『お金』の秘密に迫る 取材もリリースも鍵は「信頼」
    出店計画や街づくりをいち早く報道、商業施設新聞
    地上波テレビ初の賞を受賞 『おもしろ実験』科学バラエティ

    おすすめの連載

    特集・連載一覧をみる
    広報会議Topへ戻る

    無料で読める「本日の記事」を
    メールでお届けします。

    メールマガジンに登録する