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担当者が語るIRの現場

東京エレクトロン 潮流を意識した最先端IR活動

東京エレクトロン

従来の定型的な情報開示に留まらず、多様な方法で株主や投資家、アナリストに社の魅力を伝えようと試みる、IR実務担当者が登場します。

2021年3月期決算説明会。海外投資家向けに日英同時通訳で対応した。

東京エレクトロンは、半導体およびフラットパネルディスプレイ製造装置メーカーです。半導体市場の急速な成長により、現在では売上高の9割以上は、半導体製造装置に関連する事業です。半導体製造装置市場の約7割は、当社を含む上位5社(当社、米国3社、オランダ1社)で寡占化しておりますが、半導体の需要は、景気変動の影響を受けやすく、他業種と比較すると市況の変動が激しい市場です。

当社では、IRは「経営の最重要課題」と位置づけ、IR活動を通じて持続的な成長と中長期的な企業価値向上を図っています。具体的には、企業価値を正しく評価いただき、株価のボラティリティ(値動きの幅)を抑制すること、また投資家との対話を通じていただいたご意見を企業経営にフィードバックすることです。

そのために建設的な議論ができるよう、積極的に国内外の投資家との対話の機会を設け、経営トップや担当役員が、合理的かつ可能な範囲で直接対話することを重視しています。

さらに、社長直轄のIR室を設置し、投資家との双方向の対話に努めています。2021年3月期(前期)に...

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