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元ディレクターが直撃取材!テレビ番組制作者の本音

めざましテレビ制作の裏側 誰かとシェアしたくなるかが鍵に

下矢一良(PR戦略コンサルタント・合同会社ストーリーマネジメント代表)

テレビ東京出身で経済番組のディレクターを務めていた筆者が、実際に人気番組の制作者にインタビューしメディア対応の極意を聞き出します。

『めざましテレビ』

1994年にフジテレビ系列にて放送開始の朝の情報帯番組。平日5時25分から8時までの生放送。MCを三宅正治、井上清華、生田竜聖キャスターが務める。

(左から)チーフプロデューサー高橋龍平氏、2012年から同番組メインキャスターを務める三宅正治アナウンサー

競争の激しい朝の時間帯においてロングセラー、そして高視聴率を維持してきた番組。それが『めざましテレビ』(フジテレビ)である。

1994年の開始と、朝の民放番組のなかで、最も長い歴史を誇っている。視聴率でも2018年から3年連続で、朝の時間帯のトップを走る(「めざましテレビ・第2部」ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

現在、番組を支えるスタッフは常駐だけで約220人。これはフジテレビで制作の番組の中でも最も大きな体制だ。この220人がニュース班、スポーツ班、情報班、エンタメ班、企画班、名物コーナーの『きょうのわんこ』担当などに分かれている。

今回はこの大所帯の制作チームをまとめているチーフプロデューサー(CP)の高橋龍平氏、そして出演者として大黒柱の役割を担う、メインキャスター(MC)の三宅正治氏に、『めざましテレビ』が長年、支持を集め続けている「秘密」を聞いた。

旬な情報はどこからピックアップ?

『めざましテレビ』といえば、トレンド情報をいち早く届けることで知られている。これらの旬の情報を、どのようにキャッチしているのだろうか。

「常に半歩先の情報を伝えることが大切だと考えています。そのために、リサーチ専門のスタッフもいます。ソーシャルメディアで探すこともあれば、街を自分たちで歩いてみて、感じるテーマや流行の兆しを取り上げることもあります。かつては、原宿で女子高生を集めて、懇談会を行い、最新の情報をヒアリングしていた時期もありました」(高橋CP)。

新しさをどう打ち出すか

生活者への影響力が大きい番組だけに、広報担当としては、どうしたら自社製品が取り上げられるかも、大いに気になるところであろう。

「たんなる宣伝ではなく、視聴者の生活が便利になるものか、さらに今の時代にあっているものかどうかが重要になってきます。そして、常に新しいものを取り上げたいと思っています。例えば、『ステイホームを便利にする』というキャッチのリリースだと、いまは見飽きた感があります。その先の目新しさや...

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