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IRの学校

IR担当者のキャリアアップ【前編】

大森慎一(バンカーズ)

広子はIR担当として、忙しくも刺激的な日々を送っている。勉強会メンバーから転職の話を聞いた広子。IRのキャリアアップについて大森さんに相談してみるようだ。



広子:大森さん、こんばんは。

大森:こんばんは。今日は、秘密の話があるとか?

広子:まあ、秘密といいますか、プライベートなことも含むご相談です。

大森:お聞きしましょう。

広子:最近勉強会メンバーに新しい人も増えてきて思うんですが、結構、転職してキャリアアップする人も多いなあって。

大森:ふむふむ。IRは、まさに専門性が高い業務部門だし、IR人材が必要な会社は一定数年々増加するからね。引く手あまたって感じかもね。

広子:でも新しい会社で、新しいことをやるっていうのは、刺激的と思う反面、苦労話もよく聞くので⋯⋯。

大森:で、転職しようか悩んでいる、というわけだね。

広子:いえいえ、そういうわけではないんです。いいなあ、と思う部分はあるのですが、具体的な話がきているわけではないので、今日は一般論として、心構えというか、整理するべき事項などの話をうかがえれば、と思っています。

大森:了解です。転職っていうと、ある職種で培った経験を別の職種に少しスライドし、付加価値のある業務を提供することでキャリアップを図る場合と、ある職種での経験を買われて、即戦力として採用されるような場合があるよね。

広子:IRの分野だと、仕事の内容、職務領域は変えずに、会社を変わるイメージだから、後者ですかね。

大森:会社を変わることで、より高いポジションやタイトルを得て、報酬アップにつなげる、ということが中心だよね。「転社」って言葉は親しみがないけど、言ってみれば、転職というより転社だね。

広子:そうですね。

大森:なので、一般的にはIR担当者を未経験のポテンシャル採用というのはごく稀だ。あくまでも、即戦力を期待されている、と思っていい。

広子:むむむ、テンションが上がります。望むところです。

大森:おいおい、力入ってないかい?転職活動中ではないんだよね(笑)?

広子:はい(笑)。改めて、転社に際して、押さえておくべきポイントはどんなところですか?

大森:まずは、条件面だね。仕事の内容、タイトルとポジション、年収などのリターン、それから会社カルチャーなどの仕事環境といったところかな。最も重要なのは、求められているポジションとミッションが...

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