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地域活性のプロが指南

情報発信の肝はSNS! 地元を巻き込むアイデアを

中西拓郎(ドット道東 代表理事)

地域の点と点をつなぐべく、情報発信を行ってきた「ドット道東」。2019年5月から道東の課題解決に取り組んでいる。プロジェクトの情報発信の根幹を担うSNS戦略について解説してもらった。

ドット道東公式Twitter。文頭に執筆者の名前を入れるなど、「中の人」のキャラクターを出すように意識している。


北海道の東側、道東地域で活動しているドット道東です。今回はドット道東が行っている情報発信について解説していきます。

SNSを中心に地域を巻き込む

ドット道東の情報発信はTwitterを主に、Facebook・note・Instagramを使い分けながら行っています。これは事業にも言えることなのですが、もっとも大事にしていることは「地域の人をどう巻き込んでいけるのか?」ということです。

ドット道東の事業やプロジェクトは基本的に単独で行うことはありません。地域の事業者・自治体・プレイヤーなど、地域の中で達成したい理想に向けて動かれているパートナーに伴走することを役割としています。ドット道東の持つコミュニティと伴走するパートナーのコミュニティを重ね合わせることで訴求効果を高めていきます。

例えば、この連載でも紹介させていただいた「道東誘致大作戦」。これは各エリアにおいてイベント開催権をクラウドファンディングの支援額の差で競うというものです。ドット道東設立のきっかけとなる初めてのプロジェクトだったため、当時はフォロワー数0から、資金調達もクラウドファンディングから始まりました。

「地域の人をどう巻き込むのか?」という目的の下、始まったこのプロジェクトでは、道東エリアを大きく3つに分け、各エリアへの誘致合戦を行いました。「面白そうなイベントをせっかくなら自分の住んでいる地域で開催してもらいたい!」このように共感してくれる方々と一緒に毎日SNS上で誘致合戦を実施。参加してくれる方々には「プロジェクトを応援して、私たちの住むエリアでの開催を実現させましょう!」とフォロワーへ向けて告知をしていただきました。

ドット道東では事業者の紹介とプロジェクトを応援してくれている旨を告知します。それを3エリアで、同時進行で行うので、訴求効果は単純に3倍です。そしてそれらは全体を通して、道東全域のプロモーションにつながっているというものでした。誘致合戦は白熱し、あるエリアでは市長も登場して応援していただきました。

「道東誘致大作戦」ではSNS上で誘致合戦に蝦名大也釧路市長も参加。

自由度を持たせPRに幅を

もうひとつ特徴的な例として、「#道東discover」があります。ドット道東で出版をした道東のアンオフィシャルガイドブック『.doto』。この中で「#道東discover」のハッシュタグで投稿してくれた写真をガイドブックに掲載するという企画を行いました。

ガイドブック自体の...

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