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interview

『今ここにある危機とぼくの好感度について』

4月24日から放送を開始したNHKの土曜ドラマ『今ここにある危機とぼくの好感度について』。大学を舞台に、広報としてセカンドキャリアをスタートさせた主人公を、俳優の松坂桃李さんが好演。作品を通じ、広報という仕事への印象が変わったという。

ヘア&メイク/髙橋幸一(Nestation)
スタイリスト/TAKAFUMI KAWASAKI(MILD)

大学全入時代の到来久しく、これからは企業のみならず大学も広報・ブランディングが求められる。そんな大学を舞台に展開される本作は、テレビ局のアナウンサーから大学の広報パーソンに転身した主人公が、赴任早々、数々の不祥事対応に追われる、という物語だ。

広報の危機対応に焦点

そんな本作の主人公・神崎真を演じる松坂桃李さん。SNSが発達し、不用意なことを言えばすぐに炎上してしまう昨今。炎上回避のため、元アナウンサーにもかかわらず踏み込んだことを言わない“事なかれ主義”なキャラクターを演じている。「穏やかに、静かに立ち回っていきたい、という考えを多かれ少なかれ人は持っていると思います。そんな真が事なかれ主義ではいられなくなる環境に放り込まれたとき、どういう化学反応が起こるかが本作の見どころですね」。

広報のイメージが変わった

大学の広報パーソンという、ドラマ作品ではあまり取り上げられてこなかった領域。松坂さんも役を通じ、広報へのイメージが変わったという。

「商品・サービスをPRする『組織の顔』というイメージでしたが、まさか危機管理能力も問われるとは、と驚きました」と話す。「上層部と現場、双方の板挟みにあいつつ、そのバランスをどうとって施策に落とし込んでいくか。難しい仕事だと思います。しかも、『こういう落とし所でいかがでしょう?』と上層部に提案しても、いとも簡単にNOと突き返される。あらゆる仕事の中でもトップ3に入るくらい、大変な仕事なのではないかなと感じました」。

俳優業と好感度について

本作、タイトルにもある通り「好感度」がひとつのキーワード。主人公の真もアナウンサー時代、好感度だけで世を渡り歩いてきた、という設定だ。俳優業をこなす上でも欠かせない要素だが、松坂さん自身はどう捉えているのか。

「昨今、SNSの発達などにより様々な情報が得られるようになりました。例えばテレビ番組も(好感度や評判を重視するあまり)視聴者のコメントで内容が左右されることがあります。しかし...

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