日本唯一の広報・IR・リスクの専門メディア

           

メディアの現場から

『農耕と園藝』その編集方針、注目記事は?

『農耕と園藝』

報道対応を担当するPRパーソンにとって、気になるのがメディアの裏側。企業取材のスタンスや、プロデューサーや編集長の考えに迫ります。

『農耕と園藝』編集部DATA

  • 部数:50,000部
  • 発行:季刊
  • 購読料:1650円(税込)
  • 創刊:1926年に『實際園藝』として創刊。終戦後の食糧増産が求められた時代に『農』の一字を入れて、1946年に『農耕と園藝』に改題。
  • 形態:B5判
  • 地域別読者構成比:
  • 『農耕と園藝』は、野菜・花・果樹生産の施設園芸を中心に、品種や資機材、生産物の流通・マーケティングなどの最新情報を紹介する総合園芸専門誌。

    2021年春号の「クローズアップ!農業最新技術」欄では、カキの内部障害を外観から判定できる人工知能を開発した岡山大学の赤木剛士准教授にインタビューした。約3000枚のカキの画像を深層学習に用いて人工知能の開発を進め、85%以上の水準で内部障害のない果実を選別できるようになったと伝える。同誌編集長黒田麻紀氏は、「AIや自動収穫ロボットなどスマート農業の話題や、植物に対する非生物的ストレスを軽減する新技術バイオスティミュラントの動きは生産者の関心も高く、常にフォローします」と語る。

    毎号全国の産地を訪ねる連載が「生産現場へGO!」。20年夏号では茨城県鉾田市を訪ねた。同地は特に近年、ホウレンソウの出荷が伸びるが、栽培は難しく天候にも左右されやすい。記事では、同地のJAが推奨する品種や肥料の名を具体的に挙げて紹介。品種については、タキイ種苗、サカタのタネなど各社別に図示して品種ごとに「生育後期水分注意」「発芽に多くの水分を要する」と特徴を表記する。

    「品種や肥料の詳細については他地域の生産者からも求めが多いので詳しく伝えます」と黒田氏は...

    あと61%

    この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

    お得なセットプランへの申込みはこちら

    メディアの現場から の記事一覧

    『農耕と園藝』その編集方針、注目記事は?(この記事です)
    『週刊通販新聞』その編集方針、注目記事は?
    創刊20年、定刊誌で復活 常識にとらわれない挑戦続く
    子ども記者も取材に活躍、朝日小学生新聞の編集方針は?
    聞きにくい『お金』の秘密に迫る 取材もリリースも鍵は「信頼」
    出店計画や街づくりをいち早く報道、商業施設新聞
    地上波テレビ初の賞を受賞 『おもしろ実験』科学バラエティ
    ウマい話の真偽を検証 体当たり企画でトレンド入りも
    都市ガスとエネルギーに注力、関連産業も扱う専門紙
    生産から流通まで 水産業界を幅広く伝える『日刊水産経済新聞』
    笑顔あり涙ありのリアルなジャッジ企画が新たな顔に
    広報会議Topへ戻る

    無料で読める「本日の記事」を
    メールでお届けします。

    メールマガジンに登録する