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地域メディアの現場から

円広志らがゆったり感を演出し 関西の視聴者を癒す番組

関西テレビ放送 『よ~いドン!』

ローカルで人気のテレビ番組や地元情報をきめ細かく伝える新聞・雑誌の編集方針や人気の秘密、つくり手の考え方を紹介します。

    関西テレビ放送『よ~いドン!』
    放送日 月曜~金曜 9時50分~11時15分
    放送開始 2008年6月
    放送エリア 関西地方
    出演者 円広志、未知やすえ(月曜日)、松本伊代(火曜日)ハイヒールモモコ(水曜日)、ハイヒールリンゴ(木曜日)、羽野晶紀(金曜日)、高橋真理恵(関西テレビアナウンサー)ほか
    スタッフ数 約100人

    人気のコーナー

    「となりの人間国宝さん」(月~金曜日)
    番組冒頭から放送される看板コーナー。円広志(月・火曜担当)、織田信成(水曜担当)、月亭八光(木・金曜担当)が関西各地の鉄道駅近辺を散策し、街で出会った人に話を聞き、印象に残った人物を「となりの人間国宝」に認定する。

    「いきなり!日帰りツアー」(火曜日)
    たむらけんじが関西の街を行く人をその場で誘い、日本各地へ日帰り旅行をする。新型コロナウイルスの影響によりツアーは休止中。現在はたむら一人で「いきなり日帰り下見調査」を行っている。

    あいLOVE 田舎暮らし(木曜日)
    酒井藍が田舎暮らしにピッタリなのんびり物件を紹介する。2021年1月7日放送回では、はるな愛をゲストに迎え、関西屈指のリゾート地の兵庫県・淡路島で物件を探した。

関西テレビ放送で月~金曜日の午前9時50分から放送中の『よ~いドン!』は、関西ローカルの生活情報番組だ。

番組のコンセプトは「ゆったり、ほっこり、にっこり」。月~金曜の毎日放送する街ぶらコーナー「となりの人間国宝さん」のほか、日本各地の食材の産地を訪れる「産地の奥さんごちそう様!」、商店街や駅前などで初めて出会った人に芸人のたむらけんじがいきなり声を掛け、日帰り旅行に出かける「いきなり!日帰りツアー」などの曜日企画で構成される。主な視聴者層は50代以上の男女だ。

“ゆったり感”で差別化を図る

番組の誕生は2008年6月。それまで15年間放送した前番組『痛快!エブリデイ』の後継としてスタートした。『よ~いドン!』は『痛快~』と大きくテイストが変わり、芸能情報やニュースを扱わない。「ゆったり、ほっこり、にっこり」をキーワードに旅やグルメ情報などをお茶の間に届けている。

バラエティ番組では、テンポ良く次々にカットを変えたり、テロップを多く出したりして視聴者をひきつける編集をすることが一般的だ。しかし、『よ~いドン!』内の特に「となりの人間国宝さん」コーナーでは、ひとつのカットを長くし、本来なら割愛してしまうような余韻もあえて残し、“ゆったり感”を演出。テロップもできるだけ最小限に抑えることで、「見ていて疲れない」番組づくりを意識している。

番組プロデューサーの藤本竜平氏は「家事をしながらの『ながら見』の方も多い時間帯なので『ちらっと見たときに興味を持ってもらうために、キャッチーなテロップを入れた方が良いのかな』と、せめぎ合いもあります。しかし、同時間帯の情報番組的な雰囲気とは一線を画すのがこの番組の特徴。13年目の現在も、このやり方を継承しています」と語る。

取り上げる企画は、コーナーごとにいる担当のリサーチャーから寄せられた情報をもとに決める。コーナーによって、またそれぞれのリサーチャーによって、ネタを集める際に参考にするものは異なっている。例えば...

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