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社内報のつくり方

働く姿を伝え一体感を醸成、成田国際空港の企業グループ報

成田国際空港

インターナルコミュニケーションを活性化させ、事業の成長を後押しする役割を担う社内報。今回は成田国際空港の企業グループ報制作の裏側に迫ります。

成田国際空港『ぐりーん・ぽーと』


成田国際空港の企業グループ報『ぐりーん・ぽーと』は、会社への帰属意識や仕事への誇りを持ってもらうことで、グループの一体感醸成を図り、経営目標達成の一助とするために発行する。

2020年9月号の特集では、新型コロナ感染拡大の影響で4月から閉鎖したB滑走路が再開するまでの3カ月を、土木や照明、無線など各部署の現場スタッフが安全を守り続ける姿で描いた。「メインイラストは多様なスタッフが保全に携わる様子を表し、写真ではグループ企業や協力会社のスタッフが作業に励む姿を伝えました」とグループ報を制作する成田国際空港 広報部の日髙莉奈氏は語る。

毎号1名のグループ企業社員を紹介するのが「私のトリセツ」コーナー。2020年11月号では成田空港ビジネスに勤務し、カートサービスとラウンジを担当するフィジー出身の女性を取り上げた。よりよいサービスを目指して休日は日本語を猛特訓し、フィジーダンスを楽しむため踊りの衣装に身を包む姿を紹介。

職場先輩からの「急な混雑にも慌てず飛び切りの笑顔で接客してくれる」との推薦の言葉も載る。このコーナーでは「登場人物のメインカットはカメラマンが撮影し、趣味やファッションなどの写真はご本人から提供してもらいます」と広報部の松坂かん奈氏は話す。

グループ各社のセクションと業務を紹介するのが「見つけたっ!新しいNAA」のコーナー。20年7月号では...

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