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地域活性のプロが指南

道東の生きた情報を伝えるために 顔が見える情報発信を!

中西拓郎(ドット道東 代表理事)

2015年地元・北海道東部にUターンした著者はクリエイティブを軸に、道東の課題解決に取り組んできた。2019年5月に「ドット道東」設立し、更なる“つながり”を創出している。

2019年5月に「ドット道東」5人のメンバーで立ち上げ(左)。コーポレートロゴ(右)。

皆さんは北海道の東側「道東」という地域をご存知でしょうか?道外の方にはあまり耳慣れない言葉かもしれません。北海道は振興局という複数の自治体で構成される行政区に区分され、道東はその中の釧路・十勝・オホーツク・根室という4つの振興局にまたがる広域地域の呼称です。

道東における人口は約91万人、面積は3万6053平方キロメートル。北海道全体の人口が約526万人(内、札幌市は195万人)、面積だけで比べると九州全体が3万6780平方キロメートルですから、いかに広大な土地に人口が点在しているかが伝わると思います。

地域をクリエイティブで結ぶ

私たちドット道東はそんな北海道の東側約半分の広大な土地をフィールドに活動している団体です。

ドット道東は2019年5月に設立。クリエイティブを軸に道東という広い土地の中で自治体の枠組みや業種、年代などあらゆるものを越えて、「あるもの・いる人・できること」の点をつなぎ、新しい価値をつくることをスローガンに活動しています。ボードメンバーは全員30代。Uターンや移住から道東に住んでいます。それぞれの街へは車で片道2時間~3時間程度かかる距離ですので、普段はフルリモートで仕事を行っています。

元々はそれぞれの住む街でフリーランスとしてプロデューサーや編集者、アートディレクターとして活動していたメンバーです。「地方でクリエイティブに携わる仕事をしています」と言えば聞こえはいいかもしれませんが、実際当初は地域の人の困りごとを解決する「なんでも屋」でした。

自分で写真を撮ったり記事を書いたりデザインをしたり……。人材が限られているからこそ、大雑把な括りで依頼をされる。地方で活動している方ならきっと似たような経験があるのではないかと思います。

伝える側も課題感を共有する

2015年ごろ、北海道では地元や住んでいる街の情報を独自に発信するようなローカルメディアが各地で勃興しました。かくいう私も就職により地元・北見市を離れてから、地元の「生きた情報」が伝わりづらいということに課題を感じていました。そんな自分のように地元を離れた若い世代に向けた情報発信をしたいと決意し、地元・北見市にUターンしました。図らずも同じような...

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