短時間でも印象に残すコミュニケーションに向いている、動画。企業の社会的な存在意義を、社員をはじめとしたステークホルダーに伝えていく際にも活用されている。
楽天「日本の医療を支えるレスキューホテルプロジェクト」
動画ニュースでコロナ下の社会貢献を伝える
[DATA]
1997年創業 従業員数2万3000人超(連結・2021年1月)サービス業

https://corp.rakuten.co.jp/innovation/rnn/2020/2006_011/
※上の画像は社外公開用、社内では英語字幕を記載
動画制作の背景
従業員の国・地域は70以上。バックグラウンドが異なる人たちが集まる中で、動画は物事の背景・状況が説明しやすく、社員の熱量を声や表情で伝えることができる。公用語は英語だが、全て聞き取れなくても映像を見れば分かる良さもある。そのため楽天では社内報のメインが動画ニュースとなっている。上記の動画はその一つ。4月13日に配信。なお、動画ニュースは、コロナ関連の内容を増やしており、そのテーマは「事業の変化・社会貢献」「生産性維持・チームビルディング」「スタッフの活動」「健康維持」と大きく4つある。
動画の内容
宿泊予約サービス楽天トラベルのスタッフが、加盟施設によるコロナ無症状・軽症状患者の受け入れ支援を行うプロジェクトについて。約280名のスタッフが全国の施設に電話で受け入れ意志を確認したこと、施設で受け入れ準備の実作業を手伝う様子、担当者インタビューなどで構成。サービスの枠を超え、スタッフが使命感に燃える様子が伝えられた。
動画制作の外部委託
有り
動画のターゲット
従業員
配信場所
動画ニュースは、社内ポータルサイト、従業員個人のスマホに随時配信。また毎週、全社員が参加する「朝会」の冒頭5分間で動画を配信した。オフィスのサイネージ、カフェテリア、エレベーターホールでも映像を放映。楽天のコーポレートサイトでも一部動画を公開している。
工夫
プッシュ通知で個人のスマホに動画ニュースを知らせるほか、全社員が集まる「朝会」で放送するので100%見てもらえている。ニュース素材が写真のみでも、ナレーション、スライド、アニメーション、BGMを使いテンポ良く解説。英語字幕も付けると…