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社内報のつくり方

ファミリーマートの社内報、POP作りやバイト採用のノウハウ伝達

ファミリーマート

インターナルコミュニケーションを活性化させ、事業の成長を後押しする役割を担う社内報。今回はファミリーマートの社内報制作の裏側に迫ります。

ファミリーマート『FAMILY』


ファミリーマート社内報『FAMILY』は、全国約1万6000店を超えるフランチャイズ加盟店や、約20万人のストアスタッフなど店舗に関わる全員に向け、そのモチベーションアップを図り、役立つ情報を届けることを主眼に刊行する。毎号掲載する「素顔のHERO!」は各店舗で生き生きと働くストアスタッフをフィーチャーするコーナー。2020年11月号ではまだ恵方巻が世に浸透していなかった16年前から、次の年の予約に活かすため毎年ノートをつけているベテラン女性スタッフを紹介した。

毎年買い続ける顧客には「前年の状況を踏まえてご提案できるようお客様との会話内容を書き残しています」と言う。過去のノートの写真や顧客に合わせた声掛け法も明かす。このコーナーの取材では、「ストアスタッフのリアルな姿を紹介するために、基本的に店舗のシフトに合わせて取材。店内が混んできたら『レジに戻ってもらって大丈夫です』と臨機応変な対応を心掛けています」と社内報を制作するファミリーマート経営企画本部広報部コーポレートブランドグループの稲葉蘭氏は話す。

毎号の特集では、店舗で使える身近なアイデアを具体的に解説する。2020年3月号特集は「お店を盛り上げる手作りPOP!」。異なる2人の店長が新商品のPOPをいかに仕上げるかを追った。「文字は難しく考えず書き流す」「効果効能は記載しない」などとノウハウをちりばめて解説した。「POP作りはストアスタッフのモチベーションアップにつながり、オーナーの皆様もストアスタッフに作ってもらいたいニーズが高いので好評でした」と稲葉氏は言う。

2020年1月号特集は「“応募がたくさんくる”募集活動のススメ!」。冒頭では...

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