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広報の計画 2021

コロナ下で変化した取材方法~広報の活動調査 メディア対応編

編集部調査

2011年調査開始以来、不動の1位は「メディアリレーションズ」であった。コロナ下でのコミュニケーション方法、設計の変化にも注目したい。












急速なデジタルシフト 変わるコミュニケーション

コロナ下で従来のメディアリレーションズから変化が見られた。プレスリリース、ニュースレターなど文書を発信する活動は軒並みポイントが上昇。リアルでのコミュニケーション低下への補強策、またイベントの中止や自社のコロナ対応についてのリリースが増えたことが原因と考えられる。また動画配信への関心も急速にアップ。急場しのぎではあったが、これを機に動画活用が進められた、可能性を感じられたというポジティブな意見も多く、今後ハイブリッド配信などニューノーマルな形が継続していくであろう。

広報担当者の声(アンケートから)

    ●企業の方針に合わせリレーションを再設計

    半導体・IT系の商社として、これまで日経や日刊工業やIT系メディアとのリレーションが中心だったが、社会課題をテクノロジーで解決するという企業の方向性に合わせ、社会部とのリレーション構築に注力した。結果として、一般紙、テレビの露出が増えた(マクニカ コーポレートマーケティング室長 堀野史郎さん)

    ●取材はウェブと対面の使い分け

    コロナ下で、取材対応を対象者や取材内容によって「ウェブ取材」と「対面取材」を使い分けるようにした。媒体での区別はせず、あくまでも対象者・内容ベースで検討。例えば、店舗の現場での取材が必要な場合は現場だが、商品などの紹介であればZoomなどのツールを使用して取材対応をすることもある(オートバックスセブン IR・広報部 鈴木政和さん)

    ●他社広報とつながり

    コロナ下で他社の広報とのつながりを深め、オンラインキャラバンの開催などメディアの紹介案件を増やすことができた(NEXTAGE GROUP 広報課・主任 鶴岡美保さん)

    ●新たな挑戦をPR

    新たなスポーツ観戦の形として「バーチャルハマスタ」実施前にメディア説明会を実施。『news zero』をはじめ多数のメディアに取り上げられた。コロナ禍でも挑戦を続ける球団の姿勢を評価いただいた(横浜DeNAベイスターズ 広報・コミュニケーション部 部長 河村康博さん)...

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