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SDGs実践ノート

サステナブル要素を取り入れた 「雪肌精」のリブランディング

コーセー

SDGsはコーポレートブランドの確立に欠かせない共通言語。広報担当者が社内外に向けて発信するためのヒントを探ります。

2020年、コーセーのブランド「雪肌精(せっきせい)」が35年目にして初の全面リブランディングを実施。軸のひとつがサステナビリティだ。2009年より沖縄のサンゴ育成活動に取り組むなど、サステナビリティ推進活動に積極的な姿勢を示していた同ブランド。消費者ニーズの変容も後押しとなり、持続可能性をより意識した形となった。

同社におけるサステナビリティ推進の動きはすでに社内で始まっていた。2019年、専任部署「サステナビリティ戦略室」が新設された。そう説明するのは同室課長の潮田繭子氏だ。さらに同社では、代表取締役社長が委員長で役員がメンバーの「サステナビリティ委員会」を設置。同委員会の下には全部門横断の「サステナビリティ推進委員会」、さらにテーマごとの「分科会」を設けている。 

また、2020年4月には、2030年までの中長期目標とSDGsとの連動をまとめた「コーセー サステナビリティプラン」を発表。「雪肌精のリブランディングや戦略室の立ち上げなどを追い風に、『美の創造企業として、社会や地球環境の課題に向き合い貢献したい』という想いがありました」。

さらに、そのプランにこそ同社のサステナビリティへの独自のまなざしが見て取れる。プランにも明記されている同社のサステナビリティ指針「美しい知恵人へ、地球へ。」。実はこれ...

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