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IRの学校

IR分野での理念発信【前編】

大森慎一(バンカーズ)

広子たちはIR担当として、忙しくも刺激的な日々を送っており。現在、新型コロナに対応した新しいビジネ様式、とりわけIRに関する環境を模索している。そんな中、企業理念の発信方法を見直したいと社長からリクエストが。



広子東堂:おはようございます。

大森:おはよう、今日は質問があるってことだけど?

広子:そうなんです。社長から、企業理念を中心とした企業メッセージの発信を見直したい、とリクエストがあって。まとめていたんですが⋯⋯。

東堂:他社のホームページなどを閲覧して情報収集したのですが、企業理念から始まって、経営理念、社是、ミッション、ビジョン、バリュー、行動規範、企業憲章など⋯⋯同じような領域に様々な表現方法・定義があって、どうまとめて提案すればいいか、分からなくなってしまいました。

大森:ははは、そうだね。これって言う定義というか、コンセンサスはない気がするね。

広子:それじゃあ、困るんです!

大森:困る?なんで?正解がないのだから、社長も巻き込んで、ディスカッションして自分たちらしくまとめればいいんじゃない?発信も定義ごとに説明すればいいし。

広子:実務はそれでいいと思っているんですけど⋯⋯。

東堂:実は社長からは、広報部門との共同作業を指示されていたのですが⋯⋯広子さん、「IRチームでまず、方向性をまとめます」って、宣言したので。

大森:カッコつけちゃった?

広子:はい、少し⋯⋯。

大森:わははは、広子節炸裂だね。じゃあ、少しまとめようか。ただし、個人的な意見になるから、その辺りはご容赦を。

広子:はい、よろしくお願いします。

理念の定義とは?

大森:では、まず、ミッション、ビジョン、バリューのカタカナ用語なんだけど、いずれも企業理念を実現するための指針や共有事項などを示すビジネス用語だね。それぞれ、企業の役割・使命、展望・未来像、企業が持っている価値・提供している価値などと訳される。

この辺りの定義はどこの企業も同じだけど、今見えている展望がビジョンで、永続的に目指す役割や存在意義がミッションだったり、逆に目指すべき将来像としてビジョンがあり、それを実現するために行う短期的なミッションを定めていたり、時系列で並べると各社まちまちになっているね。

東堂:なので、定義と一緒に説明することになるのですね...

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