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担当者が語るIRの現場

バーチャルでも価値創造 国内外で評価を受けるエーザイのIR活動

エーザイ

従来の定型的な情報開示に留まらず、多様な方法で株主や投資家、アナリストに社の魅力を伝えようと試みる、IR実務担当者が登場します。

2019年に実施した社外取締役と投資家の意見交換会。

エーザイは、1941年に創業し、患者様とご家族の喜怒哀楽を第一義に考え、そのベネフィット向上に貢献する「ヒューマン・ヘルスケア(hhc)」を企業理念として事業を展開しています。2016年度にスタートした中期経営計画「EWAY 2025」では、めざす企業像を「MEDICO SOCIETAL INNOVATOR」(薬とソリューションで社会を変える企業)と定め、戦略的重要領域の「神経領域」「がん領域」を中心にニーズが満たされていない疾患における貢献をめざしています。

特に社会的ニーズの高いアルツハイマー型認知症に対する研究は35年以上の歴史があり、1990年代後半には世界初の治療薬を発売しました。現在も認知症領域におけるトップランナーとして新たな治療薬の発売をめざし開発を続けています。

当社は2009年にIR専任部署を立ち上げて以来、株主資本コストの低減を企図し「IRはコストセンターではなく、企業価値創造に資する」という考えで市場との対話にコミットしており、年間で延べ約800件の投資家・アナリストとの対話を実施しています。製薬企業は医薬品の特許切れによる売上収益の減少に直面しながら...

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