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メディアの現場から

コロナ後の、店長の苦労を伝える背景 解説も担う『繊研新聞』

『繊研新聞』

報道対応を担当するPRパーソンにとって、気になるのがメディアの裏側。企業取材のスタンスや、プロデューサーや編集長の考えに迫ります。

『繊研新聞』編集局DATA

  • 部数:20万部(公称)
  • 発行:日刊(土日祝日休刊)
  • 購読料:本紙と電子版セット購読で月額4286円(税込み4629円)、電子版単体は2992円(税込み)
  • 創刊:発行母体の前身、財団法人日本繊維経済研究所は1948年設立。2年後、『繊研・相場速報』の発行を始める。56年に繊研新聞社を設立、59年に『繊研新聞』に改題。
  • 形態:ブランケット判
  • 業種別読者構成比:

『繊研新聞』は、素材メーカーから製造卸、小売店の動きまでを扱うファッション専門紙。「近年は事実報道のみでなく、背景解説の役割も重要になっています」と繊研新聞社取締役編集局長の矢野剛氏は語る。

2020年6月25日付け「ファッションとサステイナビリティー」では、帝人フロンティアが1995年に販売開始した使用済みペットボトルを原料として再生するポリエステル繊維「エコペット」の歴史と歩みを扱った。今後は「環境に優しいから高い」は通用せず、環境負荷が少ない製品も従来品とほぼ同価格で提供することが必要と論じた。

6月29日付けの「店長に役立つページ」コーナーの見出しは「営業再開その時、店長はどう動いた?」。長いところでは2カ月近くに及んだ新型コロナウイルス感染拡大防止のための休業から再開に至るまでの体験を聞いた。ライトオンのアリオ亀有店長は「学生や主婦のアルバイトが多いため、再開後は本人や子供の分散登校に配慮してシフトを組む必要に迫られた」と打ち明ける。

スニーカーを扱うアンディフィーテッド原宿明治通り店長は、顧客に出来る限り商品に触れる回数を少なくしてもらうため、試着持に、ひもを可能な限り緩めて履きやすくする補助などを今まで以上に行った。扱う店舗は...

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