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データで読み解く企業ブランディングの未来

ニューノーマル時代の従業員エンゲージメント

Supported by 企業広報戦略研究所

企業の広報戦略・経営戦略を分析するプロが、データドリブンな企業ブランディングのこれからをひも解きます

今回のポイント
① 従業員エンゲージメントはニューノーマルの最重要課題
② モチベーション向上のための社内コミュニケーション
③ トップのコミットメントと同時にボトムアップ施策を

従業員の自社に対する「愛着心」「忠誠心」などを表す、「従業員エンゲージメント」。企業への「信頼」や「会社への貢献意欲」も含む広い概念です。従業員が自社のあり方や仕事に信頼と誇りを持つことは、会社と個人双方の成長につながるとされ、注目されています。

コロナ禍のストレスケア

従業員エンゲージメントを高めようとする動きは、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けさらに強まっています。トヨタ自動車の豊田章男社長は公式YouTubeを通じて「僕らに乗り越えられないものなんてない!」と従業員に対していち早く呼びかけました。

大打撃を受けている観光業では、星野リゾートの星野代表が「こういう時こそ経営の力を発揮しなきゃいけない」「悲しい気持ちになっている場合じゃない」と自身や社員を鼓舞する発言をしています。経営トップが従業員の誇りやモチベーションに直接的に訴えかけるメッセージは、誰もが見ることのできるソーシャルメディアやニュースメディアの報道を通じて拡散されました。経営トップと従業員が励まし合い、前に向かっていく姿が社会からの共感を生み出すという副次的効果も生まれました。

私たち企業広報戦略研究所が2020年4月に行った調査(図1)によると、新型コロナ危機において企業コミュニケーションの視点から検討が必要な事項1位は「社内に感染者が発生した際に備えた公表の準備」、続く2位が「従業員のストレスへの配慮」でした。

図1 第2回新型コロナウイルス感染症への対策・対応に関する緊急アンケート
調査期間:2020年4月10日(金)~4月17日(金)
調査対象:企業担当者(広報・危機管理、その他)
調査方法:インターネット調査 企業広報戦略研究所調べ

ここで言う従業員は、医療従事者や配送業に従事する過酷な状況で働くエッセンシャルワーカーだけでなく、むしろ通常企業でテレワークへシフトした従業員が、普段通りの業務ができないことや在宅疲れなどによって、ストレスを抱えることが問題となっていると言えます。

従業員エンゲージメント対策は、もともとは雇用関係の安定を期待するものですが、従業員のストレス対策としても効果があります。コロナ禍の非常時において従業員エンゲージメントはトップダウンとボトムアップで全社的に取り組むべき経営課題です。

エンゲージメントが高まる要素

では、どうすれば従業員エンゲージメントが高まるのでしょうか...

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