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SDGs実践ノート

寄付の仕組みで地域「一丸」を実現

東急不動産ホールディングス、東急不動産SCマネジメント

SDGsはコーポレートブランドの確立に欠かせない共通言語。広報担当者が社内外に向けて発信するためのヒントを探ります。

商業施設・キューズモール。同施設を運営するのが東急不動産ホールディングスと東急不動産SCマネジメントだ。キューズモールは4施設(大阪市に2カ所の他、大阪府箕面市、兵庫県尼崎市)あり、4施設合同で行っている「スマイルプロジェクト」こそ、SDGsの目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」に紐づいている。活動は地元の小学生に防犯ブザーを贈る、などがある。3月には4施設の地元の学校計41校に対し、4376個の防犯ブザーを贈った。

施策は単に"贈る"だけではない。ブザーの原資は地域住民のポイントで賄っているのだ。「施設だけでなく“地域一体”でのまちづくりこそが目指すゴールだからです」。そう語るのは東急不動産SCマネジメント運営推進部の野林飛鳥氏だ。

ブザーを贈る施策はこれで3回目。取り組みは他にも。「一時期、地元の子どもたちの体力や運動能力が下がったという文科省の調査を受け、運動能力向上に役立つ体育用具を贈りました。行政と連携し、その時々の地元のニーズを汲み取り、柔軟に対応しています」と同氏は語る。

東急不動産ホールディングスのSDGs活動はこれに留まらない...

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