自前の情報発信拠点として多くの企業・団体が注目するオウンドメディア。戦略の立て方や効果測定の方法、制作のコツを探ります。
DATA | |
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URL | https://www.hokuren.or.jp/_greenweb_/ |
開設 | 2019年3月(リニューアル) |
所属部署(うち担当者数) | 販売推進課(5人) |
編集長 | 桑山陽子氏 |
コンセプト | より多くの皆さまに北海道農畜産物に親しみを持ってもらい、ファンになっていただく。 |
編集体制 | コンテンツの運営は担当制。システム管理とコンテンツ制作は外注。現場取材は、担当者、ディレクター、ライター、カメラマンが基本。 |
更新頻度 | 週2回。コンテンツによって1回の取材を前後編に分けて掲載するなど、読み応えも意識している。 |
2019年に創立100周年を迎えたホクレン農業協同組合連合会(札幌市)が、同年3月にオウンドメディア「GREEN WEB」を一新。「北海道の農畜産物に親しみを持ってもらい、ファンになっていただく」をコンセプトに、農畜産物の魅力や生産者の思い、著名料理人のレシピなど多彩なコンテンツを提供する。この1年間で、ユニークユーザー数の年間目標を達成。幅広いファンを獲得している。
コンテンツごとに対象を設定
リニューアルの目的のひとつが、オウンドメディアとしての独自性の強化だ。これまでは、既存のPR誌『GREEN』の「デジタル版」という位置付けだったため、サイト来訪者もPR誌の読者が中心だった。そこでターゲットを、北海道の食に関心のある層にまで広げ、生産現場から食卓シーンまでをカバーした10のコンテンツ群を新設。コアファンが多い既存読者層とのすみ分けを図った。
「ウェブの主なターゲットは20代~40代の女性です。ただしコンテンツごとに届けたい層を設定して、幅広い層の生活者に北海道の農業の魅力や生産者の思いを知ってもらいたいと考えています」。販売推進課考査役の桑山陽子氏は、コンテンツ拡充の狙いについてこう語る。
新コンテンツのひとつ、食品流通がテーマの「はるばる来たぜ、食卓へ」の記事は...
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