日本唯一の広報・IR・リスクの専門メディア

           

時流の把握と即対応 危機下だからこそ問われる広報の本質

オンラインで指導・投球テクニックを公開 企業秘密にも踏み込む

横浜DeNAベイスターズ

横浜DeNAベイスターズは、若手選手が3密を避けて練習ができるよう、同社独自の「三種の神器」を整備しその様子を発信。危機下のそのスピード感が注目されたが、"オンラインだからこそ"の視点に立った広報戦略はファンの増加も見据えている。

リモート会議システムでコーチから指導ミーティングを受ける横浜DeNAベイスターズの森敬斗選手。ⒸYDB

横浜スタジアム(横浜市)を拠点に活躍するプロ野球球団の横浜DeNAベイスターズ。新型コロナウイルスの感染拡大により、通常の練習が困難になる中、ITインフラの整備を進め、若手選手を"遠隔"で指導できる体制をいち早く整えたことで、注目を集めた。

施策はこうだ。神奈川県横須賀市にある、ファーム選手らの寮や練習場を兼ねた施設「DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA」で自主練習をする若手選手に対し、監督、コーチらが最新のウェブ通信機器を用いて遠隔で指導する、というもの。そこで肝となるのが、同社が「YDBリモートインフラ・三種の神器」とうたう「Slack」「Zoom」「DOCK映像システム」である。

親会社にIT企業を持つ同社は以前から、リモート機器を業務に積極的に活用。例えば、Slackは2018年にはすでにチーム統括本部内のコミュニケーションに使用されていた。

そうした中で...

あと60%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

時流の把握と即対応 危機下だからこそ問われる広報の本質 の記事一覧

匿名座談会 問われる新たな広報の体制
変化に合わせて、視点をズラす
メンバー約100人が集結し外食業界の窮状訴え
オンラインで指導・投球テクニックを公開 企業秘密にも踏み込む(この記事です)
157社に聞いた!緊急事態宣言の発令を受けての広報対応アンケート(3)
157社に聞いた!緊急事態宣言の発令を受けての広報対応アンケート(2)
157社に聞いた!緊急事態宣言の発令を受けての広報対応アンケート(1)
広報会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する