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SDGs実践ノート

ESG経営を実践し信頼と豊かさを創造する

JR東日本グループ

SDGsはコーポレートブランドの確立に欠かせない共通言語。広報担当者が社内外に向けて発信するためのヒントを探ります。

山手線に「SDGsラッピング列車」を走らせたことで話題となったJR東日本グループ。SDGsに取り組むきっかけは2018年7月に公表したグループ経営ビジョン「変革2027」だった。その中に「鉄道インフラ起点」から「ヒト(すべての人)起点」へとビジネスストーリーを転換し、“信頼”と“豊かさ”という価値を創造していくことが盛り込まれている。そこでESG経営を実践し、事業活動を通じた社会課題の解決とSDGsの達成を目指している。

SDGsの認知度向上と理解促進を目的とした「山手線SDGsラッピング列車」は、2019年10月から約4カ月間運行。SDGsのアイコンを車体や車内のつり手に表示したほか、座席は17色を用いたカラフルな市松模様に装飾。乗客の目を引く列車となった。さらに、車内のデジタルサイネージやポスターでは、各ゴールの解説や同社の取り組みを紹介。同社経営企画部地方創生・ESG経営推進ユニットの鈴木聡美氏によると、学生や外国人観光客から反響が多数寄せられた。

ほかにも、プラスチック製品の削減のための「なくそうプラごみ」キャンペーンを展開。グループの直営店舗約1300カ所で、レジ袋とストローを環境にやさしい素材に変更している。ポスターやPOP、動画を通じた啓発活動も行う。

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