SDGsはコーポレートブランドの確立に欠かせない共通言語。広報担当者が社内外に向けて発信するためのヒントを探ります。
大和証券グループは2018年度に開始した中期経営計画(2020年度まで)で、経営戦略の根底にSDGsの観点を取り入れた。これに伴い、社外有識者を交えたSDGs推進委員会の設置やSDGs・ESG関連部署の新設など、推進体制を整備した。
2019年5月にはボトムアップ型で「SDGs推進アクションプラン」を発表した。策定にあたっては、まず各本部やグループ各社の担当者で構成するSDGs推進連絡会で「翌年度に取り組めそうなアイデア」を募集。さらに、社員有志約120人によるワーキンググループで「2030年の当社のありたい姿」から翌年度に実施すべきことをバックキャスティングで検討し、経営層に提言を行った。
これらをベースに「持続可能な資金循環を生む“大和版SDGsバリュー・チェーン”の構築」というSDGs推進の方向性が決まった …
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