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社内報のつくり方

カンロ、新CI導入で社内報も一新 働く従業員の姿を前面に

カンロ

インターナルコミュニケーションを活性化させ、事業の成長を後押しする役割を担う社内報。今回はカンロの社内報制作の裏側に迫ります。

カンロ『カンロのココロ』


菓子メーカーのカンロは2019年3月、紙版の社内報を改題し『カンロのココロ』としてリニューアル創刊した。2017年に新CIを導入し、翌年には社内コミュニケーション強化を目的に本社をワンフロアのオフィスに移転した流れを受けての刷新だ。「人をより前面に出し、社員個人にフォーカスし、交流の様を伝えるようにしました」とコーポレートコミュニケーション本部広報部主任の金井健史氏は語る。

2019年3月号では表紙に3人の社員が登場。「ブランド基軸経営への挑戦」と題する特集のインタビューでも幹部社員が皆、スーツではなくオフィスカジュアル姿で語る。「会社の変化が伝わったのか、配布した際には驚きの声があがっていました」と金井氏は反響を明かす。

様々な部門で働く社員をフィーチャーするコーナーが「ツブゾロイ」。2019年6月号では新たなグミラインの製造に携わった技術チームの若手社員を取り上げた。彼は効率重視で近道で物事を進めたいタイプと自己を語るが、いくら計算してもグミの製造がうまくいかず悩んだ。そんなとき、何も言わずにフォローしてくれたのが同じ工場の技術部の同僚だったと打ち明ける。「ガムシャラはキャラじゃないので」と自らに突っ込み、底にひそむ熱意を描いた。

「登場する従業員の推薦など、各拠点にいる社内報編集委員による全面的な協力があってこそ成立するコーナーです」と金井氏は話す …

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