日本唯一の広報・IR・リスクの専門メディア

           

広告企画

ブランディング強化の鍵を握る 社内の共感と合意形成

コンセント

“伴走するデザイン”を掲げ、情報・サービス・体験をデザインするコンセント。プロデューサーの堀口真人氏が、ブランディングの強化、浸透に不可欠な社内の合意形成のための3つのポイントを語った。

ブランディングプロジェクトを進める際の課題として様々な企業で見られるのが、"ざんねんな合意形成"が起きて難航してしまうことだ。コンセント プロデューサーの堀口真人氏は、こうした失敗を防ぎ、スムーズな合意形成を得てプロジェクトを推進するためのポイントを紹介した。

社内でプロセスや文脈の共有を

基本的なプロジェクト進行プロセスの要所要所には、上層部・管理層・現場など各階層別に複数の「合意」が存在する。

"ざんねんな合意形成"とは、合意の段階で、上司から「どういう話でそうなったんだっけ?」と言われたり、現場から「その考え方は分かるけど……」と他人ごとのように振る舞われたりすることを指す。

堀口氏は「ブランディングプロジェクトの初期フェーズは、企業理念や創業者の思い、ミッションなどの抽象的な議論が多く、文脈が形になっていく段階。その場にいないと伝わりにくい部分もあります。合意を得るためには、プロセスや文脈を共有することが重要」と話す。

半日程度の合宿を数回実施

ポイントは、❶合意をとるべき人を可視化・共有する ❷早い段階でプロセスに巻き込む ❸時間をかけずに進行する、の3点。

堀口氏は❶について「早期に該当者を洗い出し、社内ステークホルダーマツプなどを作成して可視化をしていくことが重要」と述べる(図1)。物事を決める際に合意をとるべき部署や人と合意内容を共有し、共通認識にできるため、"ちゃぶ台返し"になるリスクが下がるのだ。

図1 社内ステークホルダーの可視化の例(社内ステークホルダーマップ)
プロジェクトに関わる部署、関係者を俯瞰する。それぞれの関係性やプロジェクトによる影響範囲なども明らかにしておくと良い。

出所/コンセント

❷の「早い段階でプロセスに巻き込む」は、抽象度の高い初期段階から合意形成をとるべき主要メンバーを巻き込んでおくことを指す。ディスカッションなどに参加してもらえば"自分ごと"になるほか、チームとして横方向の連携もできるようになる。

ただ、多くの人を巻き込むと時間の調整が難しい。そこで❸の「時間をかけずに進行する」というポイントが重要になる。例えば大手メーカーのコーポレートサイトをリニューアルした際には、半日程度の"合宿"を短期間に数回実施した。そこで集中的に議論や試作を行ったのだ。

「"合宿"には、関係各社と決裁権のある部長クラスの方にも出席してもらったため、その場での合意がしやすく、結果的に通常の3分の1の時間でプロジェクトを終えることができました」と堀口氏。ただ、そのぶん会議の設計やファシリテーションは緻密に行う必要がある。

堀口氏は「これらの3つのポイントを意識して、スムーズに合意形成し円滑なプロジェクト進行を実現してほしい」とアドバイスした。

コンセント
プロデューサー
堀口真人氏

    お問い合わせ

    株式会社コンセント
    https://www.concentinc.jp/
    〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-20-6 第21荒井ビル
    TEL:03-5725-0115(代表)
    info@concentinc.jp

無料で読める『本日の記事』をメールでお届けいたします。
必要なメルマガをチェックするだけの簡単登録です。

お得なセットプランへの申込みはこちら

広告企画 の記事一覧

インターナルブランディングで社員の共感を得るための仕掛け
体験型の周年プロジェクトがブランドを好きになるきっかけに
ブランディング強化の鍵を握る 社内の共感と合意形成(この記事です)
インプットからアウトプットまで 社員目線でつくりあげる
インナーブランディングの鍵は「ブランドコア」の定義
空間デザインでコミュニケーション ユーザーに驚き・発見・共感・納得を
多様なワークスタイルに対応 社内動画で従業員と情報共有
クリッピングを活用して 危機を乗り切る一体感を醸成
『ありたい姿』と現実のギャップを意識 課題に合ったコミュニケーションプランを
広報会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する