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社内報のつくり方

「誰もが誇れるJFE」がテーマ 社内報リニューアル事例

JFEスチール

インターナルコミュニケーションを活性化させ、事業の成長を後押しする役割を担う社内報。今回はJFEスチールの社内報制作の裏側に迫ります。

JFEスチール『JFE STEEL MAGAZINE』


JFEスチールの社内報は、紙版の『JFE STEEL MAGAZINE』(隔月刊)と、ウェブ版の「Find JFE Steel」に大別される。前者は、2019年の3~4月号から大幅にリニューアルした。その目的を同社総務部広報室の小山香衣氏は「『誰もが誇れるJFE』をテーマに、BtoB企業ゆえに伝わりにくい『社会における企業価値』を訴求し、『一人ひとりの業務価値』を感じてもらえるようにすることです」と語る。

2019年7~8月号の特集は「鉄が日本を強くする」と題して、鉄の力で災害から社会を守るために奮闘する社員の姿を伝えた。2018年の西日本を中心とする豪雨からの復旧時には、西日本製鉄所倉敷地区で製造された形鋼製品が貢献したと紹介している。

約4000トンの鋼材を送り出した同地区の工場では「自分が手がけた製品が災害復旧で必要とされることに仕事のやりがいと責任を感じました」と社員が語る。また営業担当社員は倉敷から工事現場までの陸運能力の不足を補うため、製品の一部を船で外部の港へ運び、別ルートで陸送する方法をとったと語る。広報室の赤司奈緒子氏は「この特集では、なるべく多くの社員の声を聞き出すように努めました」と語る。

毎号2ページを用いて、若手リーダー社員の作業現場を訪れ、彼らの仕事にかける思いからプライベートまでを聞き出すのが「それぞれの舞台で輝け!明日の主役たち」。2019年3~4月号では東日本製鉄所(千葉地区)の製鋼工場リーダーを取材 …

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